セルジオ・ペレスは、フォース・インディアの新車VJM09には“大きなポテンシャル”があると考えている。フォース・インディアは、テスト初日からVJM09を投入。開発ドライバーのアルフォンソ・セリスが初テストを担当した。2日目にテストを引き継いだセルジオ・ペレスは、ソフトタイヤを履いたVJM09で、スーパーソフトのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドに次ぐ3番手タイムとなる1分23秒650を記録した。
「とてもいいよ。かなりポジティブだ」とセルジオ・ペレスはコメント。「クルマでの初日にとても満足している。このクルマには引き出せる大きなポテンシャルがある」「快適に感じられたし、初日にこの位置にいることに満足している」「今日やろうとしてたプログラム全体をぼぼ完了することができた」「クルマでの初日にこのような日を過ごせるのは間違いなくいいことだ」昨年の冬はケルンのトヨタの風洞への移行があって開発の遅れに悩まされたフォース・インディアは、1回目のテストを欠席し、2回目のテストでは旧型車を走らせた。2015年F1マシンVJM08は、最終テストでデビューし、シルバーストンでBスペックが投入されるまではフルパッケージではなかった。そこから、セルジオ・ペレスとニコ・ヒュルケンベルグは好成績を重ね、最終的にフォース・インディアはコンストラクターズ選手権5位まで上昇した。昨年と違って新車があることは良い兆候だとセルジオ・ペレスは感じている。「昨年の位置と比較して、すでに2秒くらいの違いがある」「昨年はシーズンを通してかなり改善することができたし、スタート地点としてはかなり強い」「それによって大きな差が生じているし、新車を理解することに集中することができている」「去年も僕たちは同じことをしたけど、僕たちはそれをレース中にやっていた」「クルマを理解し、どのように機能するかを学ぶことに数レースかかった」「去年よりもずっと良いポジションにいるし、とても楽観的だ」