セルジオ・ペレスは、2013年にマクラーレンに移籍せずにザウバーに残っていれば、2014年にフェラーリに加入していた可能性もあったと明かした。2012年までセルジオ・ペレスはフェラーリのドライバーアカデミーのメンバーだった。ザウバーで小林可夢偉とチームメイトだったこの年、セルジオ・ペレスは、マレーシア、カナダ、イタリアで表彰台を獲得し、注目のドライバーとなった。
セルジオ・ペレスは、この活躍で2013年のマクラーレンのドライバーに抜擢されたが、ちょうどチームの衰退時期と重なり、一度も表彰台に上がることなくシーズンを終えた。この不振によってセルジオ・ペレスはわずか1年でマクラーレンを放出され、キャリアの危機を迎えたが、フォース・インディアのビジェイ・マルヤから2014年のオファーを受けて何とかF1に踏みとどまった。2014年といえば、フェラーリがキミ・ライコネンと契約した年だ。19日(水)にはキミ・ライコネンがフェラーリと3年目の契約を更新したことが発表されている。 フェラーリで走る夢は諦めたのかと質問されたセルジオ・ペレスは「いや、そんなことはまったくない。彼らとは今もいい関係だ」とコメント。「過去にあそこでドライブする寸前だったこともある。F1では何があるかなんてわからない」どのような状況だったのかと質問されたセルジオ・ペレスは「本当にあと一歩のところだった」と述べた。「あの時、ステファノ(ドメニカリ:元フェラーリチーム代表)から、もう1年ザウバーにいれば、2014年にフェラーリに行けると言われていた。でも、そこへマクラーレンというチャンスがやってきたんだ」 フェラーリはV6ターボ時代の1年目こそ振るわなかったが、今年はメルセデスに最も対抗できるチームとして復活を遂げた。それでもセルジオ・ペレスは自分の決断を後悔していないと主張する。 「後悔はない。当時のマクラーレンは本当に強かったし、それが数年間続いていた。行くべきチームだと思ったんだ・・・そうではことが判明してしまったけどね」「今思えば、僕の評判には大きな痛手だったと思う。たった1年でビッグチームから切られてしまったのだから、スポーツ内の評判はがた落ちだ」「でも、僕は去年結果を残したし、今年も良い結果を残せれば、またトップチームに戻れるチャンスは絶対あるはずだ」
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