パスカル・ウェーレインが、メルセデスとの契約期間の関係でフォーミュラE開幕戦に出場できないことが明らかになった。パスカル・ウェーレインは、キャリアのチャンスを広げるためにメルセデスとの育成契約を解消。来期はマヒンドラからフォーミュラEに参戦することが決定している。しかし、メルセデスとの契約は2019年1月まで有効であり、フォーミュラEの開幕戦には出場できない。
マヒンドラは、パスカル・ウェーレインとジェローム・ダンブロシオがレースドライバーを務め、ニック・ハードフェルドがリザーブドライバーを務めるが、開幕戦に関しては2017/18シーズンまで所属していたフェリックス・ローゼンクヴィストを代役に起用することを発表した。2019年にチップ・ガナッシからインディカーに参戦することが決定しているフェリックス・ローゼンクヴィストは、マヒンドラのプレシーズンテストでGen2カーをドライブしていないが、初期の開発作業に携わっている。「リヤドでマヒンドラ・レーシングのスタッフと再び仕事をすることを嬉しく思う」とフェリックス・ローゼンクヴィストはコメント。「特別な機会になるだろう。シーズン5のフォーミュラEのエイサイティングな新時代の幕開けだからね」「バレンシアでの公式プレシーズンテストには参加しなかったけど、今年の夏に新車は開発段階でかなり走らせているので、準備はできているはずだ」「再びチームとの仕事に戻ることを楽しみにしている。新シーズンを成功したスタートが切れるベストを尽くすつもりだ」マヒンドラのチーム代表ディルバグ・ギルは、パスカル・ウェーレインが第2戦マラケシュ大会以降はマヒンドラから参戦することを確認した。「12月にサウジアラビアでフェリックスがマヒンドラのためにレースをすることを嬉しく思う」とディルバグ・ギルはコメント。「フェリックスはずっとマヒンドラ・レーシングの素晴らしい遺産であり続けており、我々のファミリーと歴史の重要な一部だ。サウジアラビアで彼とより多くの成功を収めることを楽しみにしている」「彼は、2018/19シーズンのスタートでチームのために最高の結果を出すことに我々と同じくらい意欲的だ」「ジェロームと一緒に働くことで、我々はスタートするために膨大な量のフォーミュラEの成功と経験を得ることができる。彼ら二人で5勝を挙げている」「その後、1月にパスカルが我々に加わることを楽しみにしている。我々はチーム全体としてモチベーションを高めており、12月にコースに出るのが待ち切れない」