パスカル・ウェーレインは、2017年のザウバーの競争力のなさがF1での自分の将来を犠牲にしたと考えている。パスカル・ウェーレインは、今シーズンのザウバーの全ポイントを獲得したが、チームはアルファロメオをタイトルスポンサーに迎える2018年にシャルル・ルクレールの起用とマーカス・エリクソンの残留を決定。ウェーレインはシートを失った。
ザウバーは2018年にリードラップを2回しか記録しておらず、パスカル・ウェーレインは、ザウバー C36のパフォーマンスが自分の実力を覆い隠したと考えている。「後半戦はギャップがあまりにも大きかった」とパスカル・ウェーレインはコメント。「シーズン後半にもいくつか良いレースはあったけど、ギャップが大きすぎたので目立たなかった」「例えば、鈴鹿では最後から2番手のドライバーに周回遅れにされた。そんな状況で何かできることはある?」パスカル・ウェーレインの今季の最高成績は4ポイントを獲得したF1スペインGPでの8位入賞だった。「結果という点では一年のベストレースだった」とパスカル・ウェーレインは合意する。ウェーレインはF1アゼルバイジャンGPでも10位入賞を果たしている。「僕たちはポイントを獲得できるときに5ポイントを獲得した。それが重要だ。でも、シーズン後半にはもっと良いレースをしていたと思う。それを目にすることはなかったかもしれないけどね」「マレーシアはそのひとつだ。僕たちはQ2に近づいていたし、レースもかなり良かった。パフォーマンス面ではブラジルはかなり良かった。Q2からそれほど離れてしなかったと思う。コンマ1~2秒だったはずだ」ザウバーのF1シートを喪失したことにより、メルセデスの育成ドライバーであるパスカル・ウェーレインがF1でシートを維持する可能性はかなり低くなっている。残された最後の空席は、ウィリアムズのひとつだが、ロバート・クビサを筆頭に、セルゲイ・シロトキン、ポール・ディ・レスタ、ダニール・クビアトといったドライバーの名前が挙げられている。「僕は常にベストを尽くしていたし、自分でそう言えることが一番重要だと思っている。チャンスが巡ってきたときはそれを掴んでいた」とパスカル・ウェーレインはコメント。「でも、いつだってもっとうまくやれたと思うものだ。経験を積むと『1~2戦前はセットアップでこの方向性で良かったけど、もうこれは駄目だ。この方向性は終わりだ』と思える」「常に何かを学んでいる。でも、間違いなく言えることは、僕は常にベストを尽くしてきたということだ」