世界を代表するカーデザイナーであり、ピニンファリーナの名誉会長であるセルジオ・ピニンファリーナ氏が2日、イタリア・トリノの自宅で亡くなった。享年85歳。1926年9月8日にトリノに生まれたセルジオ・ピニンファリーナは、トリノ工科大学で機械工学を学んだのち、父親バッティスタ・ピニンファリーナが創業したピニンファリーナ社で働き始める。
1961年にはピニンファリーナの代表に就任。以降、数々の名車を生み出してきた。フェラーリでは「250GT」「365GTB/4(デイトナ)」「ディーノ」「テスタロッサ」から「エンツォ」「360モデナ」「458イタリア」「FF」といったほとんどのモデルのデザインを手掛け、他にもアルファ・ロメオ 「スパイダー」「GTV」、マセラティ「クワトロポルテ」「グランツーリズモ」など数々の名車を世界に送り出した。現在はセルジオ氏の息子パオロ・ピニンファリーナが代表として会社を引き継いでいる。
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