モータースポーツ界で長年にわたり活躍してきたジャーナリスト、小倉茂徳さんが、2025年5月14日、自宅にて心臓突然死により亡くなった。62歳だった。小倉さんは1987年にホンダのF1広報として活動を開始し、その後ジャーナリストへと転身。豊富な知識と現場取材に基づく鋭い視点で、F1をはじめとする数々のレースを解説・執筆してきた。各誌などへの寄稿をはじめ、DAZNやJ SPORTSでの中継出演、イベント登壇など、多方面でその才能を発揮。「オグたん」の愛称で親しまれ、多くのファンや関係者から慕われていた。
亡くなる直前までサーキットでの取材活動を続け、解説者としても活躍していた小倉さんの訃報は、関係者の間に大きな衝撃を与えている。葬儀は5月22日に千葉県内で近親者により執り行われた。今後、メディア関係者やファンによる「お別れの会」も計画されているという。モータースポーツと「乗り物」への深い情熱を持ち続けた小倉さんの功績を称え、多くの人々がその早すぎる死を悼んでいる。