チームオーダーについて、F1チーム代表の間で意見が割れている。フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、チームオーダーが廃止されるのを望んでいると認めている。ドイツの Blid の取材に対し、ステファノ・ドメニカリは「イエスだ」と断言。「F1はチームスポーツだ」と付け加えた。
F1では、チームオーダーはスポーティングレギュレーションの39条1項で禁止されている。ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーも、ドメニカリの意見に同意している。「チームオーダーは許可されるべきだ。F1では最終的に、チームの利益が優先されるからね」メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは「ファンが不満なのはわかっている。だが、チームは、競技と同じようにチームの利益を考慮した解決策のためにFIAとともに取り組むべきだ」だが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、チームオーダーに反対しており、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストも「フェアなスポーツにするため、チームオーダーは禁止されるべきだ」と同じく反対している。ヒスパニア・レーシングのチーム代表コリン・コレスは「チームオーダーは禁止のままにするべきだ。そうでなければ、スポーツ面でダメージを受ける」マクラーレン、ロータス、ウィリアムズ、フォース・インディア、ルノー、ヴァージンのチーム代表は、 Bild の取材への返答を拒否した。F1の最高権威者バーニー・エクレストンは、チームオーダー論争によるF1の宣伝効果に満足していると主張する。「誰もがF1のことを話している。これ以上のことが望めるか?」
全文を読む