F1解説者として活躍した今宮純氏の急逝に、同じくモータージャーナリストとして活躍する今宮雅子夫人がコメントを発表。「幸せな70年の人生であったと思います」と語った。今宮純氏は、1987年フジテレビがF1の全戦テレビ中継を開始するとレギュラー解説者として起用され、日本のF1人気向上に大きな役割を果たした。1994年のサンマリノGPでアイルトン・セナが亡くなった際には「セナはいませんがF1は続いていくわけです」と悲しも押し殺しながら気丈に語る姿が印象的だった。
今宮純氏は、1月4日の朝に亡くなった。享年70歳だった。10日に近親者のみで葬儀告別式が営まれた。後日、お別れ会が予定されている。■お報せ■令和2年1月4日朝、夫、今宮純が永眠いたしました。本日10日、故郷、小田原の菩提寺にて密葬を執り行いましたので、謹んでご報告いたします。皆様には、生前のご厚誼に心より感謝いたします。昨年末より少し体調を崩してはおりましたが、亡くなる前日にも親族の集いに参加し、帰宅後は楽しそうにその様子を語っていました。あまりに突然の出来事に、私共もまだ信じられない気持ちでおります。子供のころからモータースポーツが大好きで、レースを愛し、F1を愛し、その喜びを伝えることを職業とし、皆様に支えられながら歩んできた、幸せな70年の人生であったと思います。2020年シーズンをとても楽しみにしておりました。突然の終止符は本人にとっても驚きであったと思いますが、先に旅立たれた先輩の方々と一緒に、大空の何処かからモータースポーツを見守り、笑顔で拍手を送り続ける姿を想像しております。後日、お別れの会を開かせていただく所存でございますので、詳細が決まりましたらあらためて連絡いたします。これまで夫、純を支えてくださった方々、親しく言葉を交わし、たくさんの思い出を共有してくださった方々、ファンの皆様に——心から、ありがとうございました。令和2年1月10日今宮 雅子
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