新たなF1チーム『パンテーラ チーム アジア』は、2021年にF1グリッドに並ぶことを望んでいる。夏休み中、パンテーラと呼ばれる新しいF1チームがイギリスGPの会場であるシルバーストン周辺に拠点を構えたと報じられた。その報道に対し、トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは「我々は彼らを歓迎する」とスパで語っている。
Auto Bild は、チームの正式名称が『パンテーラ チーム アジア F1(Panthera Team Asia F1)』となることを含め、いくつかの詳細情報を伝えている。創設者のひとりであるベンジャミン・デュランドは、ロシアの億万長者であるボリス・ローテンバーグ率いるSMPレーシングに関与していることで最もよく知られている人物。ベンジャミン・ドゥランドは「我々の目標は2021年にF1に参戦することだ」と語った。もう一人のパンテーラの創設者は、最近、別の新F1チームとして報じられた『チャイナ F1 レーシングチーム(China F1 Racing Team)』と関連していたフランス人弁護士のミシェル・オーツだという。報道によると、パンテーラは2021年に導入される新しい予算制限のためにハース型のビジネスモデルを目指しており、おそらくルノーと提携するとされている。しかし、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2020年まで新たなF1チームのドアを開くことにそこまで熱心ではない。「驚くほど多くのチームからが興味を示している」とロス・ブラウンはコメント。「しかし、我々はそれらのチームに『新チームを探し始める前にまずはまずはルールを導入して、状況を安定させてからにしよう』と言っている」