元F1ドライバーのニキ・ラウダは、自身が創業したオーストリアを拠点とする航空会社『ニキ航空』を買い戻した。ニキ・ラウダは15年前に自らのファーストネームをつけたニキ航空を設立。だが、2011年に自身が所有する株式を手放していた。昨年、ニキ航空の親会社であるエア・ベルリンが破産宣告。ドイツの航空最大手ルフトハンザなどに事業の一部を売却。ニキ航空も12月14日に運航を停止していた。
ニキ航空はエア・ベルリン・グループで財政的に最も存続可能な航空会社であり、IAG(インターナショナル・エアラインズ)グループやライアンエアが買収を提案していたが、最終的にニキ・ラウダの会社ラウダモーションの提案が採択されることになった。ニキ・ラウダは、1,000名のスタッフの雇用を維持する方針を示し、早ければ2018年3月にも運航再開を目指している。