2010年のF1は、13チームまで参戦が拡大されるが、新たに元グランプリチームの代表ニック・ワース、スポーツカーのエプシロン・ユースカディ、レースカー企業のレイ・マロック・リミテッド、GP2チームのカンポスレーシングがエントリーすることが明らかになった。これまで2010年のF1参戦を目指すことを公表していたチームはわずかであったが、20日のフェラーリの公判中に、さらに多くの参戦を狙うチームがいることが判明した。
FIAは、フェラーリの予算キャップ案への差し止め請求への反論として、2010年の予算キャップの導入が遅れた場合、F1参戦への取り組みを諦めざるを得ないという新チームからの書簡を提示したようだ。そのリストには、USF1、ローラ、ワース・リサーチ、エプシロン、ユースカディ、RML、フォームテック、カンポスレーシング、iSportが掲載されていたという。上記チームに加え、イギリスF3チームのライトスピードもF1参戦の計画を発表しており、デビッド・リチャーズもプロドライブやアストンマーティンのブラントでの参戦を検討していることを認めている。しかし、デビッド・リチャーズは、2010年のレギュレーションが不透明なため、計画を再検討せざるを得ないと述べている。「FIAが発表した新レギュレーションは、我々がほぼ予想してものであり、チームはかなり現実的な予算で商業的に存続可能で競争力を持てる可能性があると思う」「しかし、これらの提案が引き起こした既存チームらの論争、そして不透明性を懸念している」さらにバーニー・エクレストンは、もうひとつのアメリカチームがF1参戦に興味を示していると語っている。FIAのマックス・モズレー会長は先週、新チームがF1に参戦することが重要であり、FIAは4,000万ポンドの任意の予算キャップ案について妥協するつもりはないと明言した。「これ以上待てば、時期的に遅くなりすぎるので、新チームは参戦しないだろう。FOTAは、新チームが参戦できないような時期まで引き延ばしたいと思っているのではないだろうか」とマックス・モズレーは語る。「参戦したいと言っている組織がすでに11あり、そのうち7つは真剣だ。どうなるのか楽しみだ」