F1テーマパーク「F1-X」のオープンが延期されるようだ。ドバイに建設中のF1初のテーマパークである『F1-X』。しかし、開発業者のユニオン・プロパティーズ社が資金不足に陥り、オープンが延期されることが報じられている。計画では、住宅販売によって資金を調達する予定であったが、UAEの不動産市場が破綻たことにより収益があがらず、銀行の融資不能や政府もこのプロジェクトに対して無関心なことから、すべてが棚上げされているという。
ユニオン・プロパティーズ社は、プロジェクトの資金提供者を見つけ、F1-Xを完成させたいとしているようだ。しかし、金融危機を考えるとそれは容易なことではない。また、フォーミュラワン・グループが世界中のF1テーマパークに関してユニオン・プロパティーズ社と長期契約を結んでいることも事態を難しくしており、この契約には相当の金額(数億ドル)が関わっているのは間違いないだろう。数日前には、アブダビのテーマパーク、フェラーリ・ワールドにも開園が1年延期されるという噂が流れている。