F1で20年以上にわたってピットウォールに座り、何度もF1タイトルを獲得してきたフラビオ・ブリアトーレだが、今ではたまにしかグランプリを見ないという。「日曜日にレースを10分見たが、その後は他のことをしていたよ」とフラビオ・ブリアトーレはイタリア国営ラジオ Rai で語った。「彼らは3億ユーロ(約404億円)を費やしながら、レースではドライバーを規制しなければならない」
「日曜日にレースを10分見たが、その後は他のことをしていたよ」とフラビオ・ブリアトーレはイタリア国営ラジオ Rai で語った。「彼らは3億ユーロ(約404億円)を費やしながら、レースではドライバーを規制しなければならない」フラビオ・ブリアトーレは、F1ドライバーは燃料やタイヤのセーブなど考えずに、レースでは“予選ラップを60周”するべきだと考えている。F1は集客率が下がっており、今では内部関係者までもが熱心にルールを研究している。「今のF1には多くの技術が使われているが、真のレースがなくなってしまったことに人々は気づいた」とフラビオ・ブリアトーレは述べた。新しいパワーユニット時代を拒否する権限を持っていた前フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼモーロも、そうしなかったことは間違いだったと悔やんでいる。「ハイブリッドエンジンには確かに未来がある」とルカ・ディ・モンテゼーモロは La Repubblicaに述べた。「しかし、今にして思えば、反対するべきだった」「今のF1は、類まれなスペクタクルという点は代わらないものの、マーケットシェアを失っている」長年F1テストドライバーを務めたペドロ・デ・ラ・ロも、現代F1の問題を見抜いている。「エンジニアが主役となり、F1は一般市民に理解も歓迎もされない複雑すぎるレギュレーションを作ってしまった」とペドロ・デ・ラ・ロサは Diario Sport に述べた。「マシンはコーナーで遅くなり、ドライバーはエンジニアに言われてスイッチを変える」「マックス・フェルスタッペンのケースがそれを証明している。彼の才能は確かに素晴らしいが、F3からF1へのジャンプはそれほど大きなものではなくなってしまった」「彼やカルロス・サインツがこんなにも早く適応できるのはいいことではない。F1が下位カテゴリーに近すぎるということだし、それを特別なものにしていたパフォーマンスの差がもはや存在しなくなってしまったってことだからね」
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