F1でスタンダートエンジン導入が論争をよび、2週間前のFIAとFOTAとの会議で、コスト削減の代替案が提示されると思われている中、FIAは単独サプライヤーとの手続きを進行している。スタンダードエンジンに関しては、F1に参戦中の多くの自動車メーカーが反対。トヨタは、スタンダードエンジンを「F1撤退の理由になりえる」と発言し、他の自動車メーカーも同様の姿勢とみられている。
しかし、27日の報道では、FIAが“関心のある企業からの質問”に公に答え、その手続きが進行中であることが明らかになった。また、FIAはF1エンジンおよびトランスミッションの単独サプライヤーの入札を11月7日(金)まで受け付けることも明かかになっている。FIAは声明の中で、「FIAは、すべてのコンペティターが標準化されたエンジンとトランスミッションシステムを用いてチャンピオンシップに参戦しなければならないという規約に改定するつもりだ」と発表。オフィシャルサプライヤーの選定は11月後半に行われるとしている。