鈴鹿サーキットは3月2日(土)・3日(日)に開催する「2013 モータースポーツファン感謝デー」で中嶋悟が、1990年にドライブしていたF1マシン「ティレル019」のステアリングを握り、23年ぶりに鈴鹿サーキットを走行することを発表した。セナ・プロ対決、日本GPでの鈴木亜久里3位表彰台など、日本中が盛り上がった1990年の走りがよみがえる。
現在、F1をはじめとした多くのフォーミュラカーは、フロント部分がハイノーズ形状となっている。これはマシン下部の空気の流れを整え、高速で安定してコーナーを曲がれるようにするための優れた形状だ。しかし、1989年までフロントノーズは可能な限り低くして、マシン下部の空気を薄くするのが常識だった。その常識を破り、世界で初めてハイノーズを採用したのが1990年に登場した「ティレル019」だった。最初は奇異の目で見られていたハイノーズだったが各チームが注目し、その後トップチームもこの形状を採用。現在ではF1はもちろんのこと、世界中のマシンがハイノーズを採用している。日時: 3月2日(土)・3日(日)場所: 鈴鹿サーキット国際レーシングコースマシン: ティレル019・コスワース(1990年)ドライバー: 中嶋悟
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