ギリシャの開発省は、F1を開催できる国際基準のサーキット建設のための2,890万ユーロ(約29億1300万円)の補助金の交付規制を解除したと述べた。サーキットは、ギリシャ西部のパトラス近郊に建設される予定で将来的なF1グランプリ開催を見込んでいる。Bloomberg によると、サーキットの総コストは9,460万ユーロ(約95億3600万円)で、民間投資会社のレーストラック・パトラスSAがプロジェクトの監督を務める予定だという。
パトラスへのサーキット建設が最初に提案されたのは2011年。さらに今年8月には首都アテネから約16km離れたピラエウスの港湾地域に設けられたストリートサーキットでF1レースを開催するという新たな計画が明らかにされた。しかし、ギリシャが多額の債務を抱えていることは周知の事実であり、政府がどのように財政支援をするのか明らかにされていなかった。