セバスチャン・ベッテルが2011年のF1ワールドチャンピオンを決めたことで、残りのシーズンのF1への関心が下がってしまう恐れがあるかもしれない。多くのメディアは、数日後に開催されるF1韓国GPのレースにむけての報道よりも、まだ祝賀会でカラオケで“マイ・ウェイ”や“イエロー・サブマリン”を歌ったセバスチャン・ベッテルの活動を追うことに労力を割いている。
マクラレーンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュも、チャンピオンシップに決着がついてしまったことで、一般的に考えても、韓国、インド、アブダビ、ブラジルでの今後のレースが輝きを失ってしまうだろうと認める。「必然的に関心は下がっていくだろう。幸運にも近年遭遇していたような緊張感と興奮はないだろう」とマーティン・ウィットマーシュは Times of India にコメント。その一方で、チャンピオンシップの結果を求めたチームオーダーやポイントを考慮に入れたレース運びはなくなっていくだろうとマーティン・ウィットマーシュは語る。「実際、本気の戦いを見られると思うし、世界で最も素晴らしいドライバー達による素晴らしいレースを見ることができると思う」ドライバーのモチベーションの問題もある。例えば、フェルナンド・アロンソは、例えフェラーリが開発をやめていても、少なくともマシンは鈴鹿で競争力があったと強調している。「マシンのアップデートは最小限になるのでタフになるとわかっていることは、残りのレースへのさらなるモチベーションを与えてくれる」「でも、僕たちはまだいくつかのレース、いくつかのサーキットで競争力があるだろう。残りのレースで優勝を争えない理由はない」
全文を読む