オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GP予選で3番手を獲得した。メルセデス勢がフロントロウを独占する中で、フェラーリ勢との争いを制し上位グリッドを確保した。2026年型マシン特有の難しさが際立つ中、ピアストリは「規律あるドライビング」が結果につながったと説明。エネルギーマネジメントが大きく影響する現行レギュレーションへの適応が、今回の鍵となった。
マクラーレンは予選を通じて浮き沈みのある展開を見せたが、Q2以降にパフォーマンスを引き上げ、最終的にトップ3入りを果たした。ピアストリ「規律を守ることが重要だった」ピアストリは予選を振り返り、全体としてはうまくまとめられたとしつつも、最終アタックには課題があったと明かした。「かなりうまく実行できたセッションだったと思う。Q3最後のラップは少し乱れてしまったけど、それ以外はいい流れで組み立てられた」「FP3の後にはマシンに求めるものがはっきりしていたし、それをうまく実現できたと思う。それに加えて、どういう走らせ方をしないといけないかも理解していた。いくつか興味深いことをやる必要があるから、その中で規律を保つことがうまくいった要因だった」「予選中はみんな少しずつ変化していたと思う。僕たちはQ1では良くなかったけど、Q2で一気に良くなって、そのペースを維持できた。一時はフェラーリも同じくらいに見えたし、全体的に混戦だったけど、最終的に3番手で終えられて満足している」「速く走っているつもりが遅くなる」2026年マシンの難しさピアストリはQ3最終ラップについて「少し乱れていた」としながらも、改善の余地がどれほどあったかは判断が難しいと語る。「ほんの少しは縮められたかもしれないけど、正直なところ分からない」「特にこのマシンでは、自分では速く走っているつもりでも、実際には遅くなっていることがある。エンジンがそれを好まないことがあるからね」「バランスがとても難しいけど、僕たちができた範囲ではかなりいいところまで来ていたと思う」さらに2026年の予選では、単純な限界アタックだけではなく、バッテリーの回生やデプロイメント管理が重要になる点にも言及した。「コーナーで速く走れたと感じても、デプロイメントの影響でストレートで問題が出ることもある。なぜラップタイムが変動するのか理解するのは簡単じゃない」「今回は単純に少しプッシュしすぎた。それが原因だと思う」「まだ大きな差がある」メルセデスとの差を認識ピアストリはチームの進歩を評価しつつも、メルセデスとの差は依然として大きいと強調した。「週末ごとにマシンとパワーユニットについて多くを学べている」「今回の鈴鹿では、S字でメルセデスより遅いことが必ずしも悪いわけではなかった。変な話だけど、それに少し助けられた部分もあったと思う」「全体としては競争力が上がってきている。でも、まだ大きなギャップがあるのは間違いない」決勝に向けた課題と“初スタート”への挑戦ピアストリにとって今回は、2026年シーズンで初めて決勝スタートを切るチャンスとなる。開幕戦オーストラリアではグリッドに向かう途中でクラッシュ、中国GPではバッテリー関連のトラブルによりマクラーレン2台ともスタートできなかった。そのため、レース経験の不足について問われたピアストリは、状況の中で学び続けていると説明した。「特にそうは思っていないけど、実際に経験しないと分からないこともある」「レースを見たり、プラクティスを通してできるだけ多くを学ぼうとしている。異なるスピードのクルマが混在する中で、いくつか興味深い場面もあった」「昨日はデグナー1でオーバーテイクもしたし、そういうのは新しい経験だった」「求められる認識レベルはかなり高い。でも最終的にはペースが結果を決めると思うし、スタートも重要になる。周りがこのメンバーだと簡単ではないけどね」着実に適応を進めるピアストリにとって、日本GP決勝は2026年マシンへの理解をさらに深める重要な一戦となる。