オスカー・ピアストリは、マックス・フェルスタッペンの将来不透明な状況やメルセデス移籍の噂がマクラーレンのF1タイトル争いを有利にするとの見方を否定した。2025年シーズンの第12戦終了時点で、マクラーレンはドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方で他を圧倒している。コンストラクターズでは2位フェラーリに220ポイント以上の大差をつけており、ドライバーズでもピアストリが最も近いライバルであるフェルスタッペンに対し69ポイントのリードを築いている。
その一方で、フェルスタッペンの将来に関する憶測がメディアの見出しを連日賑わせている。しかしピアストリは、**フェルスタッペンは今後も「ほとんどの週末で脅威になる」**と見ており、軽視することはできないと語った。「来年のことは自分にとって気にするべきことではない」とピアストリは述べた。「それは彼自身が対処すべきことで、彼がそれによって動揺するとも思っていない」「チャンピオンシップにおいて、僕はマックスが何をしているかとか、彼が何ポイント差で後ろにいるかというのは、あまり気にしていない」「彼は毎週末、あるいはほとんどの週末で脅威になると思う。だからこそ彼を除外することはできないんだ」「マシンに速さがあるかどうかは分からないけど、結局のところ、僕は毎週末ベストを尽くすだけ。それに集中している」「彼が選手権のどこにいるかはそんなに気にしていないよ。もちろん今はだいぶ後ろにいるし、追いつくには大きな差だけど、いずれにしても僕はあまり気にしていないんだ」フェルスタッペン「今年のタイトルはもう難しい」一方、レッドブルが勢いを失ってきたことを受けて、フェルスタッペン自身もタイトル争いはほぼ終わったと認めている。シルバーストンでの発言で、フェルスタッペンは次のように語った。「それがF1というものだよ。もし皆が何をすればいいか分かっていたら、誰もがレースに勝てる、あるいは少なくとも勝つチャンスはあるだろう。でもF1では、残念ながらそうはいかない。非常に複雑なスポーツなんだ」「もちろん僕たちは理想的な位置にはいないけど、まだ表彰台は争えている。最後尾を走っているわけじゃないんだから、もっと悪い状況にもなり得た」「今は進化の過程だね。僕たちはマシンにさらなるパフォーマンスを見出そうとしている。ただ、去年に関して言えば、バランスの問題で少し痛手を受けた」「だからまずは何が起きていたのかを理解する必要があったし、間違いなくそれが今年の開発にも少し影響を与えたと思う」「それでも、できる限り競争力を高めようとあらゆる努力はしている。マクラーレンと同じレベルに到達できるか? たぶん無理だと思う」「F1ではそういうものなんだ。支配的なシーズンや勝てる年もあれば、そうでない年もある。あるいは全く勝てないこともある」
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