オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、F1エミリア・ロマーニャGPの予選で2番手タイムをマークしていたが、ケビン・マグヌッセン(ハース)を妨害したとして決勝での3グリッド降格ペナルティを科された。オスカー・ピアストリは、予選Q1でケビン・マグヌッセンの最後のアタックをタンブレロでブロック。このインシデントによりマグヌッセンのセッションは台無しになり、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグがQ3に進出する中、18番手でQ1敗退となった。
ピアストリによると、ターン2手前のメインストレートが左にカーブしているため、死角にマグヌッセンが入ってしまい、ミラーで「クルマが来るのが見えなかった」と語った。Q3でポールシッターのマックス・フェルスタッペンから0.074秒差で予選を終えたピアストリは、この3グリッド降格で2番手から5番手に後退。チームメイトのランド・ノリス、フェラーリのシャルル・ルクレール、カルロス・サインツが順位を上げている。FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワードは、ピアストリに同情しながらも、手遅れになる前にトラフィックの接近をドライバーに警告するのはチームの義務だと判断し、土曜日の他のすべての場面では正しく行われたと説明した。「実際、時速約140kmの速度差があり、マグヌッセンはその時点で約40~50mしか遅れていなかった。マグヌッセンがピアストリの真後ろに追いついたとき、ピアストリはシケインの真ん中にいたことになる」とスチュワードは書いた。「さらに、マグヌッセンがターン19の立ち上がりから速いラップを刻んでいたことは明らかだった」「遅いクルマに対するトラフィックマネジメントは、特にQ1では、チームとドライバーのコンビネーションにとって非常に重要な部分だ。今回のケースでは、十分な警告がなかったことが『不必要な妨害』を引き起こしたとスチュワードは判断した」マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレア・ステラは、チームがもっとコミュニケーションを図るべきだったと認め、この決定を受け入れたと語った。「スチュワードの評価と判断を尊重する」とステラは答えた。「我々はオペレーションを改善する必要がある。そして明日は前進して、今日失った順位を挽回したい」ピアストリは、チームからフルアップグレードパッケージを受けたイモラで、マクラーレンがマイアミの進歩を確認したことに満足していると語った。「正直に言うと、P1のスタートから予選までずっと週末を通して満足していた」とピアストリは語った。「クルマが速くなることが分かっているパーツをクルマに装着することは、常に自信につながる」「昨日のロングランは良かったと思うけど、非常に僅差だった。それが今シーズンとここ数レースのストーリーだと思うし、全員がとてもタイトだった」「ここではオーバーテイクは非常に難しいが、楽観的になれると思う」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
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