オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)は、将来的なフェラーリ昇格への期待が高まる中、自身がルイス・ハミルトンの後任候補となり得るだけの準備ができていると語った。2025年にフェラーリの育成プログラムの一環としてハースF1チームに加入したベアマンは、2026年シーズン序盤から高いパフォーマンスを披露。開幕3戦終了時点でドライバーズランキング7位につけ、“ベスト・オブ・ザ・レスト”として存在感を放っている。
ベアマン「準備ができていないなら走る価値はない」現在20歳のベアマンは、英『Daily Mail』のインタビューで、フェラーリ昇格への思いを率直に語った。「僕は準備ができていると感じている。もしそう言えないなら、レースに行く価値なんてないと思う」「まだ若いし、これから何年もある。ただ、フェラーリに“選択肢のひとつ”だと思わせる理由を与えたいんだ。速く走れば走るほど、チャンスは大きくなる」ベアマンは、フェラーリ加入を意識しながらも、現時点ではハースF1チームでのパフォーマンスに集中していると強調した。「僕は自分自身に集中しているし、ハースでベストなパフォーマンスを発揮することに専念している」「チームが毎戦後にデブリーフをするように、僕自身もコーチと一緒に振り返りを行っている。見落としがないようにしているんだ」「重要なのは結果そのものだけじゃない。自分自身のパフォーマンスなんだ。エゴを持たず、自分を批判することを恐れてはいけない」「十分な自信を持つことも必要だ。そうすれば他人のせいにしなくなる。今はすべての瞬間を楽しんでいるよ」ハミルトン後任候補として高まる期待2025年にメルセデスからフェラーリへ移籍したルイス・ハミルトンは、2026年も新レギュレーションへの適応に成功し、中国GPで初表彰台を獲得するなど好スタートを切っている。一方で、ハミルトンの契約は2026年末までとみられており、2027年以降のラインナップを巡る憶測は絶えない。マックス・フェルスタッペンのフェラーリ移籍説も浮上する中、フェラーリ育成の“本命”としてベアマンの名前もたびたび取り沙汰されている。ベアマンは現在、エステバン・オコンを上回る形でハースF1チームの事実上のエースとして存在感を発揮しており、フェラーリに対して着実にアピールを続けている。ただし、フェラーリ昇格にはルイス・ハミルトン、あるいは2029年まで契約を結ぶシャルル・ルクレールのどちらかがシートを空ける必要がある。“次世代フェラーリ”の中心になれるかベアマンは「ハミルトンは今のところ自分を脅威とは見ていないと思う」とも語っており、自身も2027年即昇格を既定路線とは考えていない様子だ。それでも、フェラーリ育成出身ドライバーとしてここまで明確に結果を残している若手は近年少なく、イタリア側が“次世代の中心”として期待を寄せていることは間違いない。2026年シーズン序盤の内容を見る限り、ベアマンは単なる有望株ではなく、フェラーリF1の将来を本格的に左右する存在になりつつある。