日産自動車は、来月バレンシアで実施されるフォーミュラE世界選手権の女性限定のルーキーテストに、アルピーヌ・アカデミーのドライバーであるソフィア・フローシュと、アビー・プリングが日産フォーミュラEチームから参加することを発表した。ドイツ出身のフローシュは、FIAフォーミュラ3、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、FIA世界耐久選手権に出場経験を持ち、世界的に有名なル・マン24時間レースにも3回出場した経歴の持ち主。
フローシュとプリングが参加するルーキーテストは、11月7日木曜日の午後に、バレンシアのリカルド・トルモサーキットで開催される予定です。両ドライバーともに、すでにパリのワークショップでクルーとの作業や、シミュレーターも実施しており、ルーキーテストに向けた準備を開始している。ソフィア・フローシュ「最新のフォーミュラEマシンを運転する機会を得られてとても興奮しています。これまでのモータースポーツの経験とは大きく異なりますが、新しいことに挑戦するのはワクワクします。シーズン11に向けてチームをサポートできるよう、テストの機会を最大限に活かせるように意気込んでいます。バレンシアに向けて可能な限り万全な準備をするためにシミュレーター操作を積み重ねていきます。この素晴らしい機会に挑むのが待ちきれません!」アビー・プリング「長い間フォーミュラEマシンを運転したいと思っていたので、『日産e-4ORCE 05』をドライブする機会を得られ、夢のように感じていますし、日産のクルー指導のもとで車を学べることに非常に興奮しています。学ぶことが多く、取りまとめるべきことも多いので、一歩ずつ進めていきます。慣れ親しんだ環境とは全く異なりますが、チームが求めることをしっかり実践し、共に実りあるテストとなるよう集中します」トマソ・ヴォルペ(日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター)「女性ドライバーにフォーミュラEマシンをテストする機会を提供するこの素晴らしい取り組みに、日産チームから2名の輝かしい経歴をもつ女性ドライバーが参加できることを非常に嬉しく思います。近年、女性レーシングドライバーは増加していますが、この流れを加速させることに貢献出来て誇りに思います。フローシュとプリングにとっては素晴らしい学びの機会であり、テストの際に遭遇する課題を解決する手助けをしてくれるでしょう。マシンの運転は簡単ではないため、テスト前にワークショップやシミュレーターで十分な準備を行います。フローシュとプリングにとってモータースポーツにおけるキャリアを積む素晴らしい経験になると思いますし、チームにとっても前進するための有益なセッションとなるでしょう」
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