中嶋一貴が、2011年のレース活動についての心境を語った。2009年シーズン末にウィリアムズのF1シートを失い、今年はレース活動をしてこなかった中嶋一貴。28日(日)に行われたトヨタ・モータースポーツ・フェスティバルではフォーミュラ・ニッポンをはじめ、ファンの前で様々なレーシングカーをドライブ。29日・30日にはフォーミュラ・ニッポンの合同テストへの参加が決定しており、国内復帰も噂される中嶋一貴が現在の心境を語った。
「現状はまだはっきりと発表できることはないんですけれども、明日明後日とフォーミュラニッポンのテストを受けさせていただきます。一年間レーシングカーに乗っていない状況でしたので、走る機会があれば出来るだけ走らせていただくというのが第一の理由でテストをさせていたきます」とフォーミュラ・ニッポンのテスト参加への経緯を説明した中嶋一貴。「今後については状況的にまだ微妙なところでして、あまり言うことができないですけど、いつもずっと言ってきたと思いますけど、僕個人の一番の希望として海外で活躍したいというのがありますし、ただ、現実今のところ国内でやるということもひとつの選択肢としてはあるので、そのうちしっかりと発表できると思います」と国内レース復帰も検討していることを認めた。「何にしてもレースは絶対にします。2年乗らないことは自分ではないと思っています」F1への想いについては「自分の中では常にF1で活躍するというのがずっと目標としてきましたし、それはこれからも変わらないと思います」と中嶋一貴はコメント。「ただ、F1以外のレースも常に全て選択肢になってくると思いますし僕自身なによりもレーシングドライバーということが自分の職業だと思ってますので、プロとしてレーシングドライバーとして活躍できる場があればどこでもやっていきたいと思っています」