武藤英紀は、インディカー第9戦ワトキンスグレンで予選14番手だった。1980年までF1アメリカ・グランプリの舞台として名を馳せたワトキンスグレン・インターナショナルは、全長3.37マイル、アップダウンに富むハイスピードロードコース。武藤英紀は、アタック中に遅いマシンに引っかかったために1分31秒1732を出すにとどまり、予選第1ステージの第2グループでトップ6を逃す7番手。予選結果は14番手と決まった。
武藤英紀「イエローフラッグの後にソフトタイヤを投入したのですが、遅いマシンに引っかかってしまいました。ソフトタイヤのグリップが最大に発揮されるタイミングでしたので、あのタイミングで失った2周は本当に大きかったです。予選の第2ステージには進めると考えていましたし、第2ステージを走れれば、さらにマシンを向上させることも可能だったと思います。予選の第1ステージで敗退したため、逆にソフトタイヤはあと2セット残っていますから、決勝ではオーバーテイクも可能でしょうし、作戦を上手に活用していいレースをしたいと思います」