映画『F1/エフワン』の続編が正式に開発段階へ入った。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが、続編制作を明確に認めたことで、ここ数か月にわたり浮上していた憶測に終止符が打たれた。公開から世界的ヒットを記録した本作は、商業面と話題性の両面で成功を収めており、ハリウッドが再びF1の世界を描く準備を進めていることが正式に確認された形だ。
「我々は続編に取り組んでいる」とジェリー・ブラッカイマーは語った。現時点で公開時期やキャスト、ジョセフ・コシンスキー監督の続投可否など具体的な詳細は明らかにされていないが、この発言が初の公式ゴーサインとなった。本作はF1とアップル・スタジオの共同プロジェクトとして制作され、当初は大きな賭けとも見られていた。しかし結果は成功だった。報道によれば、製作費約3億ドルに対し、全世界興行収入は6億5000万ドル超を記録。ハリウッド基準では爆発的ヒットとは言えないものの、堅実かつ十分な成果を収めた。加えて本作は賞レースでも存在感を示した。先月にはアカデミー賞で4部門にノミネートされ、音響賞、編集賞、視覚効果賞といった技術部門に加え、作品賞にも名を連ねた。スポーツ映画としては極めて異例の快挙であり、批評家の評価が「賛否混在」だった中でも、業界内での評価は高かったことを示している。ブラッカイマーはロサンゼルスで行われたアカデミー賞ノミネート者ランチの場でBBCに対し、制作過程を振り返った。「制作は長い道のりだった。いくつものストライキに直面したが、最終的に世界中の観客を楽しませることができた。ブラッド・ピットと仕事をしたのは今回が初めてで、本当に刺激的だった」2025年6月公開以降、興収は6億3000万ドルを超え、続編構想が自然な流れとなっていた。ブラッド・ピット(62歳)やダムソン・イドリスの続投は現時点では未定だが、ブラッカイマーは否定していない。ジョセフ・コシンスキー監督の続投も有力視される。同監督は本作で、ブラッカイマー作品としては『トップガン マーヴェリック』に続き、2度目の作品賞ノミネートを達成している。続編が直接的な物語の延長となるのか、それとも新章として再構築されるのかはまだ不透明だが、ハリウッド版F1プロジェクトが再び動き出したことは確実である。
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