F1アブダビGP フリー走行2回目のハイライト動画。2020年のF1世界選手権 最終戦 F1アブダビGPのFP2セッションが12月11日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた。陽が陰り、コース上に陰が多くなってきた現地時間17時。気温は24.7度、路面温度31.8度まで下がっている。予選・決勝と同じ時間帯に行われるFP2セッションはマシンの方向性を定めるためには重要なセッションとなる。
FP2では各チームにピレリの2021年タイヤ(C4)が配られており、全車が後半に路面コンディションが上がっていく前にまずは2021年タイヤで走行を開始。5~10周を走行した後、通常のプログラムを開始した。一通りソフトタイヤでのアタックを終えた各チームは、ロングランへと実施。ここでメルセデスはピレリの2021年タイヤを装着する余裕。すでに目の前のレースではなく、来季へと焦点を移行しているようだ。パワーユニット交換によって最後列スタートを決定しているセルジオ・ペレスは、ソフトタイヤでのショートランは行わずにミディアムからハードへと交換してひたすらロングラン。決勝に全焦点を合わせているようだ。残り20分でキミ・ライコネンがマシン後部からかなりの炎を上げて停止。セッションは赤旗中断となる。ライコネン自らが消化器を手にして入念に消化を行った。また、同じタイミングでジョージ・ラッセルも白煙が上がり、ピットに戻ってマシンを降りた。電位系の問題のようでマシンには赤いランプが点灯し、クルーたちはマシンを離れている。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分36秒276。だが、ボッタスは新品ソフトでの1回目のアタックでミスをしてアボートしており、実際にはもう少しポテンシャルはあるはずだ。2番手には0.203秒差でチームメイトのルイス・ハミルトン。新品タイヤでのベストタイム(1分36秒097)がトラックリミット違反によって抹消されており、事実上はこのセッションのトップだった。FP1ではペダル類の調整、FP2ではステアリングを交換するなどトラブルに悩まされる初日となったが、明日までにはきっちりと仕上げてくるのが通常のハミルトンだ。3番手は0.770秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、4番手にはチームメイトから0.217秒差でアレクサンダー・アルボンが続いた。5番手以下はマクラーレン、ルノー、レーシング・ポイント、フェラーリが混戦。ランド・ノリス(マクラーレン)がそのグリープではトップに立ち、前戦で初表彰台を獲得したエステバン・オコン(ルノー)が6番手と好調さをキープ。シャルル・ルクレールとダニエル・リカルドは同タイムだった。アルファタウリ・ホンダ勢は、ダニール・クビアトが11番手、ピエール・ガスリーが13番手と中団グループからやや遅れをとった。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "N3cHN1ajE6r6ztKI1vHJdja7lWZy9u4c");});
全文を読む