3週間前のアラゴンでダブル表彰台を獲得したMovistar Yamaha MotoGP。バレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは今週末、大切な3連戦の初戦・日本GPに出場する。ウィーク前の12日に2人は、Monster Yamaha Tech 3のブラッドリー・スミス、ポル・エスパルガロ、そしてワイルドカード参戦するYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行とともに東京都港区で開催した「YAMAHA MotoGP FAN MEETING 2016」に参加。
ヤマハレーシングチームのスポンサー各社が招待した150名のファンと交流を図りつつ、日本GPでの活躍を約束し、決戦の舞台となるツインリンクもてぎへ移動した。アラゴンでは激しい接近戦を演じたバレンティーノ・ロッシは、ツインリンクもてぎで行われる日本GPも、好調のまま優勝候補のひとりとして臨む。過去にはここで多くの好成績をおさめており、最高峰クラスでは2001年と2008年に優勝、2000年、2002年、2003年、2004年、2006年、2009年、2015年に2位、2010年と2014年に3位を獲得。今年も優勝争いを展開し、ポイントランキングのリーダーであるマッシモ・マルケス(ホンダ)との52ポイントのギャップを埋めることが目標となる。一方のホルヘ・ロレンソも、もてぎで多くの好成績を残してきたライダーの一人。2009年、2013年、2014年は優勝、2011年と2012年は2位、2006年と2015年は3位と、過去7年間、7戦連続で表彰台を獲得してきた。今年はまず、バレンティーノ・ロッシとの14ポイント差を埋めるべく、自身、もてぎでは通算4回目の優勝を目指す。ツインリンクもてぎは1997年に建設が完了し、2年後にMotoGPを初開催。当初はパシフィック・グランプリとして行われていたが、2004年からは、それまでの鈴鹿に代わり日本GPの舞台となった。全長4.8kmのサーキットは、ストップ&ゴーが特徴で、タイトなヘアピンを含む6つの左コーナーと8つの右コーナーを持つ。Movistar Yamaha MotoGPバレンティーノ・ロッシ「ヨーロッパ大陸を離れての3連戦。どこもすばらしいサーキットなので、いつもとても楽しみにしているんだ。なかでもヤマハの本拠地である日本はとくに重要。これまでの成績からわかるようにヤマハのマシンは相性が良いので、今年も優勝を目指してがんばるよ。サーキットも雰囲気も大好き。僕自身も絶好調のまま3連戦に臨むことができる」ホルヘ・ロレンソ「今年もまた、シーズンのなかでも特徴的な時期が巡ってきた。3週連続、しかもいずれもヨーロッパ以外のサーキットで行われるため、体力的にも精神的にもいつも以上の強さが求められる。このように厳しい面もある一方で、この3週間はとても楽しみにしているんだ。最初の舞台となるもてぎには、たくさんのいい思い出があって、日本も、このサーキットも大好き。そして何より、ヤマハをはじめとした日本のメーカーにとって最も重要なレース。つまり、こここそ本当のホームレースというわけなんだ! シーズン終了はまだまだ先だから、僕らはこれからもずっとベストを尽くし戦い続けなければならない。ヤマハのホームGPで優勝できたら最高だね!」マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)「今シーズンも終盤に近づいた。最終戦バレンシアに向けた3連戦がいよいよスタートする。なかでもヤマハにとってホームレースは非常に重要で、チームのみんなも楽しみにしている。もてぎはストップ&ゴーが特徴の高速コース。バレンティーノもホルヘも何度も好成績を残しているので、今年もいつものように、優勝争いを期待したい。金曜日にはセッティングの準備を整え、日曜日の決勝に照準を合わせていく。海外3連戦はチームにとって厳しいチャレンジだが、ノンストップでプッシュし続けるだけだ。今からスタートを待ちきれないね」
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