ツインリンクもてぎでの日本GP初日は、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスの二人が2回のフリープラクティスセッションでトップ10入りを果たし、チームスズキエクスターとして非常にポジティブに終えることができた。午前と午後に行われた2回のフリープラクティスを通じ、マシンのセットアップを着実に進めた結果、イアンノーネは1'55.614のタイムで7番手、リンスは1'56.229で10番手となった。
二人のライダーはスズキのエンジニアによって持ち込まれたニューパーツを使用。特に空力特性の向上を目的に開発された新しいフェアリングが、今朝のセッションでリンス、午後からイアンノーネそれぞれのマシンに装着された。天気予報ではこの週末ずっと雨が予想されているが、マシンのセットアップ作業は意欲的に続けられており、このようなコンディションの中でも着実な進歩を遂げている。レースに向けてより多くの情報を得ながら、さらにセットアップを続けていく。アンドレア・イアンノーネ「今日はとてもポジティブな一日だった。恐らく、GP初日の出だしとしては今シーズンのベストになったとさえ感じているよ。ライバルと比べても引けを取らないレベルでセットアップを進めることが出来ているんだ。明日はミスさえ冒さなければ、非常に重要な一日にすることが出来るはず。明日は限界までバイクをプッシュしようと思うし、まずはしっかりと特別なファステストラップを刻みたいと思う。それが予選ではとても重要になるからね。現状でもペース自体は悪くない。マージンを持っていてもバイクの状態はとても良い。これはアラゴンでのテストで、我々が抱えている問題の解決に有効な方法を学んだからなんだ。」アレックス・リンス「モーターランドアラゴンでのテストはとても良くて、我々にとって非常にポジティブで、たくさんの事を得ることができたんだ。それが今日の結果につながったと思うんだけど、もてぎでの日本GP初日も、非常に良い感触で走ることができているよ。新しいフェアリングは安定した接地感をもたらしてくれている。これはスズキのエンジニアによる素晴らしい作業によって造り上げられたものなんだ。もし明日が雨だとしても、次のステップに上がっていくことができるよ。」ダビデ・ブリビオ チームマネージャー「悪天候ながら、アンドレアとアレックス二人のライダーが非常にポジティブなトップ10圏内に揃って入るという、我々にとって非常に良い一日となりました。私たちはこうしたコンディションでも安定した性能が発揮できるようなセットアップを見つけながら、着実な進化を遂げようとトライしています。新型のフェアリングを導入しましたが、二人のライダーは走り始めから非常に好感触を得ることができました。アンドレアは自信を深める一日となり、特に午後のセッションではトップグループの位置に終始付けることができていました。アレックスはFP1の終わりにマイナートラブルが発生してしまいましたが、それでも良いセットアップ作業を行うことが出来、FP2の終了間際にはトップ10の位置に付けることが出来ました。予選に向けて、我々は非常にコンペティティブなレベルに付けることが出来ています。」
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