MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝レース(レース周回数:27ラップ)が11月17日(日)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、2番グリッドからスタートした19年王者のマルク・マルケスがオープニングラップに5番手まで後退したが、8ラップ目にトップの座を奪回。安定したラップを最後まで刻んでシーズン12勝目を挙げると同時に所属するレプソル・ホンダにチーム部門のタイトルを逆転でもたらし、3冠を達成した。
気温15度、路面温度16度のドライコンディションの中、ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、トップで1ラップ目を通過。8ラップ目にポジションを譲ったが、1.026秒差の2位に入り、最高峰クラス1年目に7度目の表彰台を獲得。ホールショットを決めた3番グリッドのジャック・ミラーは、2.409秒差の3位に入り、今季5度目の表彰台を獲得。6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは、3.326秒差の4位。8番グリッドのアレックス・リンスは2戦連続の5位。4番グリッドのマーベリック・ビニャーレス、7番グリッドのジョアン・ミル、12番グリッドのバレンティーノ・ロッシ、15番グリッドのアレイシ・エスパルガロが続き、11番グリッドのポル・エスパルガロがトップ10入り。16番グリッドのホルヘ・ロレンソは、現役最後のレースで13位完走。9番グリッドのカル・クラッチローは、9番手走行中の11ラップ目1コーナーで週末2度目、今季12度目の転倒。10番グリッドのダニロ・ペトルッチと13番グリッドのヨハン・ザルコ、最高峰クラスのデビュー戦となったイケル・レクオナは、14ラップ目の6コーナーで転倒。5番グリッドのフランコ・モルビデッリは、6番手走行中の19ラップ目4コーナーで今季8度目の転倒を喫した。チャンピオンシップは、マルケスがチャンピオン、ドビツィオーゾが総合2位、ビニャーレスが総合3位、リンスが総合4位、新人王のクアルタラロが逆転で総合5位に浮上して、インディペンデント・ライダー部門のタイトルも獲得した。最高峰クラスは、当地に延滞。2日後の19日から2日間、オフィシャルテストを実施する。順位ライダーチームマシンタイム1 M・マルケスRepsol Honda TeamHonda41:21.4692 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRTYamaha+1.0263 J・ミラーAlma Pramac RacingDucati+2.4094 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow DucatiDucati+3.326 5 A・リンスTeam SUZUKI ECSTARSuzuki+3.5086 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGPYamaha +8.8297 J・ミルTeam SUZUKI ECSTARSuzuki+10.6228 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGPYamaha+22.992 9 A・エスパルガロAprilia Racing Team GresiniAprilia+32.70410 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory RacingKTM+32.97311 T・ラバト Reale Avintia RacingDucati+42.79512 M・カリオ Red Bull KTM Factory RacingKTM +45.732 13 J・ロレンソ Repsol Honda TeamHonda +51.04414 K・アブラハム Reale Avintia RacingDucati+1'04.871 15 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3KTM+1'16.487 DNF F・モルビデリ Petronas Yamaha SRTYamaha- 9 laps