ホンダ・レーシング(HRC)は、2027年シーズンからファビオ・クアルタラロがファクトリーチームに加入することを正式発表した。契約期間は2027年から2028年までの2年間で、ヤマハとの8年間にわたるパートナーシップに終止符を打つことになる。クアルタラロは2021年にヤマハへ2015年のホルヘ・ロレンソ以来となるMotoGPライダー王座をもたらしたが、2022年以降は優勝から遠ざかっていた。2027年から始まる850cc時代を前に、新たな挑戦としてホンダ移籍を決断した。
ホンダは2024年の低迷から着実に戦闘力を回復させており、2026年シーズンにはコンセッションランクをDからCへ引き上げている。新レギュレーション導入を迎える2027年に向け、世界王者の獲得でプロジェクトをさらに強化する。HRCは声明で次のように発表した。「ホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)は、ファビオ・クアルタラロと2027年および2028年のMotoGP世界選手権に向けた契約を締結したことを発表します」「クアルタラロは2027年から始まる850cc時代に、ホンダHRCファクトリーチームから参戦します。2019年に最高峰クラスへデビューし、ルーキーイヤーには第4戦でポールポジションを獲得。シーズンを通じて6回のポールポジションと7回の表彰台を記録しました」「2021年にはMotoGP世界王者に輝き、翌2022年はランキング2位を獲得しました。これまで最高峰クラスで11勝、32回の表彰台、21回のポールポジションを記録しています」またHRCは同時に、Moto2で活躍する20歳のダビド・アロンソと複数年契約を締結したことも発表した。アロンソは2024年Moto3王者で、2026年はMoto2ランキング4位につける有望株。2027年シーズン終了後のバレンシア公式テストでホンダMotoGPマシンを初ドライブする予定となっている。現時点ではアロンソの所属チームは発表されておらず、ファクトリーチームではクアルタラロのチームメイトを新加入のアロンソと、2026年MotoGPルーキーのディオゴ・モレイラが争う見通しだ。