2022年 MotoGP 第16戦日本GPの決勝レースが9月25日、モビリティリゾートもてぎで行われ、ジャック・ミラーが優勝した。気温22度、路面温度38度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で3番手に進出した7番グリッドのジャック・ミラーが3ラップ目に1番手に飛び出すと、一貫したペースで周回を刻み、昨年5月の第5戦フランスGP以来29戦ぶりに優勝、プレミアクラス4勝目、キャリア通算10勝目を挙げた。
KTMがもてぎで初表彰台3番グリッドのブラッド・ビンダーは、2ラップ目から3番手を走行し2番手を追走。最終ラップに逆転し、3.409秒差の2位。開幕戦カタールGP以来15戦ぶり2度目の表彰台を獲得すれば、ウォームアップ走行で1番時計を刻んだ5番グリッドのホルヘ・マルティンは、4.136秒差の3位に入り、7戦ぶり3度目の表彰台を獲得。マルク・マルケス復帰2戦目4位ポールポジションのマルク・マルケスは、1ラップ目に5番手まで後退したが、ポジションを維持するだけでなく、4番手を追走するとラスト3ラップには前に飛び出し、7.784秒差の4位。復帰してから初めて連続9ラップ以上を周回し、24ラップを走り切った。8番グリッドのミゲール・オリベイラは5位。第5戦ポルトガルGP以来11戦ぶりのトップ5入りとなれば、10番グリッドのルカ・マリーニは6位。4番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは7位。ファビオ・クアルタラロ8位完走9番グリッドのファビオ・クアルタラロは10.193秒差の8位。15番グリッドのエネア・バスティアニーニは10.318秒差の9位。13番グリッドのマルコ・ベツェッキは2戦連続の10位。2番グリッドのヨハン・ザルコは11位。アレイシ・エスパルガロと中上貴晶は完走6番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、ウォームアップラップで技術的な問題が発生したことからバイク交換を決断。ピットレーンからスタートすると1ラップ目は7.9秒差の25番手。最後は25.473秒差の16位で完走。25番グリッドの中上貴晶は、43.294秒差の20位。フランチェスコ・バニャイア痛恨の転倒12番グリッドのフランチェスコ・バニャイアは、9番手走行中のラストラップに今季12度目の転倒。18番グリッドのアレックス・リンスは、1ラップ目に11番手までジャンプアップしたが、15ラップ目にリタイア。19番グリッドの長島哲太は10ラップ目に転倒。21番グリッドの津田拓也は11ラップ目にバイクが炎上し、リタイアを強いられた。チャンピオンシップポイントリーダーのファビオ・クアルタラロは8ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バニャイアと総合3位アレイシ・エスパルガロはポイントを稼げず、10ポイント差から18ポイント差、17ポイント差から25ポイント差にギャップが拡大した。第17戦タイGP3連戦の3戦目となる次戦タイGPは来週末にチャーン・インターナショナル・サーキットで開催。10月2日に決勝レースが行われる。
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