MotoGP第8戦のオランダGPでドヴィツィオーゾは4位、ペトルッチは6位フィニッシュ2019 MotoGP第9戦のドイツGPが、7月7日にザクセンリンクで開催された。ドゥカティ・チームの両ライダーは、予選から大きく順位を上げてこのレースをフィニッシュした。
レース前夜と早朝に小雨が降る中、ウォームアップ・セッションはセミウェットの中で行われたが、決勝レースは完全にドライな状態で開催された(気温は20℃、路面温度は30℃)。予選で苦戦し、それぞれ12番および13番グリッドからスタートしたダニーロ・ペトルッチとアンドレア・ドヴィツィオーゾは、ポジションを大きく挽回し、それぞれ4位と5位でチェッカーを受けた。力強いスタートを切ったペトルッチとドヴィツィオーゾは、2周目には7人のライダーが1.5秒差にひしめくトップグループに追いつき、6番手と7番手を走行。その後、レース中盤には、それぞれ4番手と5番手にポジションを上げた。最終ラップに、クリーンで見ごたえのあるバトルを演じたペトルッチとドヴィツィオーゾは、わずか0.092秒差でフィニッシュラインを通過した。第9戦終了時点で、合計127ポイントを獲得したドヴィツィオーゾは、ライダーズランキング2位をキープしている。合計121ポイントのペトルッチは、4位のライダーとの差を広げて、こちらも3位の座を維持している。マニュファクチャラーズ・ランキングでは、157ポイントのドゥカティは2位となっている。チーム・ランキングでは、合計248ポイントを獲得したドゥカティ・チームが引き続きトップに立っている。ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 4位「今日はベストを尽くしてポジションを上げ、4位でフィニッシュして、チャンピオンシップにとって貴重なポイントを持ち帰ることができた。複雑な週末となったが、幸運なことに、昨日のクラッシュが今日のレースのパフォーマンスに大きな影響を与えることはなかった。12番グリッドから力強いスタートを切って、すぐにポジションをいくつか上げることができた。その後は、可能な限り最善の方法で、リアタイヤを温存することを心がけて走った。他のライダーの追撃から逃れることは容易ではなかった。今回も再び、アンドレアとジャック(ミラー:ドゥカティ)と楽しいバトルを演じることができた。ウイナーとのタイム差だけがネガティブなポイントだが、今日はできる限り最高の結果を出したと思う。これから少しの間休みに入るが、その間にハードワークを続けて、次戦までにマシンの戦闘力をさらに高め、チャンピオンシップでライバルを追撃できる体制を整えたい」アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 5位「今日も、レース全体を通してダニーロとエキサイティングなバトルを展開してポジションを5位まで上げ、もっとも苦手とするサーキットの一つで貴重なポイントを獲得することができた。しかし、今日のレースではこれが精一杯で、トップとはタイム差が開いてしまった。これは、それぞれ異なるサーキットでトップグループと互角に戦うには、いくつかの点でマシンをさらに改善する必要があることを示している。カタルーニャでは不運なアクシデントに巻き込まれ、この2戦は苦戦しているが、それでもランキング2位をキープしている。僕たちはあきらめるつもりはないし、この後の休みを有効活用して、さらに戦闘力を高めるためのソリューションを探して、次のブルノでスタートを切りたい」第10戦のチェコGPは、8月2日~4日にブルノ・サーキットで開催される。
全文を読む