ピレリは、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、モンテカルロ市街地コースに最も柔らかいレンジであるC3(ハード)、C④(ミディアム)、C5(ソフト)というコンパウドを選択。ゴムは同じだが、構造は2021年にむけて改良されている。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1モナコGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは27~35周となる。2番目に最速の戦略はソフト-ハードとつなぐの1ストップで、この場合でのソフトのウインドウは20~25周となる。F1モナコGPの予選ではQ3に進出した10名全員がソフトタイヤでタイムを記録。タイヤを自由に選べる11番以降の先頭はエステバン・オコン(アルピーヌ)となる。マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)「金曜日の休息日と夜の雨によってコースは“リセット”されたが、予選セッション中に路面の進化が見られた。結果として、ドライバーは木曜日とはまったく異なる路面コンディションに対応する必要があり、当然、タイヤのウオームアップや挙動にも影響を与えた。いつものようにモナコではセッションは最初から最後まで非常にタイトで、今日もそうだったようにエラーの余地はない。明日の天候はドライになるはずだが、今朝のF2ではウエットタイヤが使用され。乾いていくトラックでその多様性を示し、アクション満載のレースにスリリングな結末をもたらした。明日は、通常の状況下では1ストップ戦略が予想されるが、予選の劇的な終わり方が示したように、モナコは1年で最も予測不可能なレースの1つだ。地元モナコグランプリでポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールを祝福する」