ミック・シューマッハ ザウバーF1のシート獲得失敗なら「F1は終わり」とマルコ

7度のワールドチャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハの25歳の息子は、過去2年間はメルセデスのリザーブドライバーを務めていたが、今年は世界耐久選手権(WEC)でアルピーヌのドライバーとして参戦し、富士6時間耐久レースでは表彰台に上った。しかし、メルセデスはフェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任としてシューマッハを検討しておらず、チーム代表のトト・ヴォルフはジュニア・ドライバーのキミ・アントネッリの起用を決定した。アルピーヌもまた、6月にエステバン・オコンとの契約を年末で解消すると発表した後、シューマッハを見送ったした。メルセデス同様、英仏チームはジュニアドライバーの1人であるジャック・ドゥーハンをシートに昇格させた。2025年のF1の選択肢としては、シューマッハが獲得できるシートは1つしかない。それは、翌年にアウディのワークスチームに変身するステークブランドのザウバーチームだ。発表はまだだが、バルテリ・ボッタスが来季も残留することが濃厚とされている。シューマッハは「自分が楽しめるものを見つける必要がある」もしそれが事実であれば、またしてもシューマッハが候補から外れたことになるが、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、シューマッハのF1への野望は終わったと語っている。「アウディの車は来年、間違いなく優勝車ではないだろう」とマルコ氏はRTL/ntvとsport.deに語った。「つまり、アウディにもドライバー(シューマッハ)にもプレッシャーはないということだ」「ニコ・ヒュルケンベルグとの比較にはなるだろう。もし彼の(シューマッハの)パフォーマンスが適切でなければ、いつでも2026年に変更すればいい」ボッタスが残留するという提案について、マルコは次のように付け加えた。「もし本当にバルテリ・ボッタスにチャンスがあるという状況なら、私にはさらに理解できない」「シューマッハがこのシートを獲得できないのであれば、F1の歴史は彼にとって終わったということだ」「彼は、長距離レースに集中すべきだ。長距離レースでは非常に成功を収めていたのだから、そうすべきだ。もし彼がモータースポーツに残るのであれば、自分が楽しめるもので、かつ勝利のチャンスもある何かを見つけなければならない」