ミック・シューマッハの2024年の「プランB」の詳細が明らかになり始めている。ドイツの週刊誌『Motorsport Aktuell』は、ハースF1チームから解雇され、現在はメルセデスのリアーブドライバーであるシューマッハがルノー傘下のアルピーヌと詳細な交渉を行っていると伝えている。
もちろんアルピーヌにはF1チームがあるが、24歳のシューマッハはフランスのスポーツカーメーカーの新型ハイパーカーを駆り、来年のル・マンに参戦する予定だと考えられている。アルピーヌの新しい暫定F1チーム監督であるブルーノ・ファミンは、今後数週間以内に新型ハイパーカーのテストについてシューマッハのマネージャーであるザビーネ・ケームと連絡を取ったと言われている。このニュースは、アルファロメオ/ザウバーが周冠宇と新契約を結び、アルファタウリが角田裕毅/ダニエル・リカルドと起用を発表し、シューマッハにとってF1グリッドへの扉が次々と閉まっていくなかで伝えられた。複数年契約を望んでいたが、単年契約となった周冠宇は「来年に向けて決着した」と語った。「つまり、2024年は確保されており、その後、チームが別のプロジェクト(アウディ)にどのように落ち着くかは、選択肢を開いたままにするためにその年以降に決定されることになる」シューマッハの移籍先としてもうひとつ可能性があるのはウィリアムズだが、関係者はオックスフォードシャーに本拠を置くチームが実際にはアメリカ人ルーキーのローガン・サージェントを起用する構えだと考えている。「アレックス(アルボン)は長い間ここにいるし、すでに残留すると言うことができる」とウィリアムズ・レーシングのF1チーム代表のジェームス・ボウルズは語った。「ローガンに関して、彼は正しい軌道に乗っている。レースごとにペースを上げ続ける必要があるだけだ」