2025年F1メキシコGP予選のQ1は、標高の高さによる低ダウンフォース環境と気温48℃の高温がドライバーたちを苦しめるなか、トラフィックとトラックエボリューションが入り乱れる波乱の展開となった。序盤、ランド・ノリスが1分17秒147でトップに立つと、続いてシャルル・ルクレールが2番手、リアム・ローソンが3番手、アイザック・ハジャーが4番手につけ、レーシングブルズ勢が存在感を示した。
マックス・フェルスタッペンはアンダーステアとオーバーステアに苦しみながらも3番手タイム。ピアストリはDRSの不調を訴えつつも、マシンコントロールに苦戦して12番手にとどまった。終盤、トラックが急速に改善し、順位が激しく入れ替わる展開に。角田裕毅(レッドブル)は残り2分で9番手に浮上してQ2進出圏内を確保。一方、ウィリアムズ勢とアルピーヌ勢は苦戦を強いられた。アレクサンダー・アルボンはトラフィックに阻まれ、最後のアタックで改善できず16番手で脱落。ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)は15番手まで上げたものの、アロンソのタイム更新により惜しくも敗退した。最終的にQ1で敗退したのは以下の5名:■ 16位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)■ 17位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)■ 18位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)■ 19位:ランス・ストロール(アストンマーティン)■ 20位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)アルピーヌは2台そろって脱落。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは11番手で辛くもQ1突破を果たした。次のQ2では、レーシングブルズ勢の勢いとフェルスタッペンの巻き返し、そして角田裕毅の上位進出に注目が集まる。
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