2025年F1メキシコGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。10月24日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで2025年のF1世界選手権 第20戦 メキシコグランプリのフリープラクティスが行われた。メキシコGP初日のフリー走行2回目(FP2)は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が首位を記録し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が続いた。
各チームとも高地特有のグリップ不足に悩まされながらも、上位勢は僅差のタイムで競り合いを展開した。中でも角田裕毅(レッドブル)は7番手につけ、ここ数戦での安定したパフォーマンスを継続。チームメイトのフェルスタッペンとともにトップ10入りを果たし、マシンの改善に手応えを示した。フェラーリとメルセデス勢も速さを見せる中、週末の主導権争いは混戦模様となっている。1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日はかなり長く待ってようやくマシンに乗れた金曜日だった。アービッドがよくやってくれたし、マシンを大事に扱ってくれて感謝している。ソフトタイヤでは良いラップをまとめることができたが、それ以外はあまり良くなかった。ミディアムではあまり良くなかったし、大きな問題はロングランで、かなり苦戦している。それがレースに向けての懸念点だ。バランス自体は悪くないが、グリップがまったくないのが主な問題だ。持続的な走行に入るとすぐにマシンがオーバーヒートして、どこにも行けなくなる。1周の速さはあるが、レースではペースが出ない。レースで速い方がいいので、今夜しっかり分析する必要がある。」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今朝、アントニオが隣にいるのを見られてとてもうれしかった。僕たちはスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミーで一緒に育ってきたし、同じガレージを共有するのは特別なことだ。ジュニアカテゴリーでもチームメイトだったし、楽しい思い出がたくさんある。FP1で彼が走ってくれたのはうれしかったし、彼のシミュレーターでの仕事を考えればデータはすごく貴重だと思う。彼が楽しんでくれたことを願っている。今日は良い感触だった。競争相手は強いけれど、今日の走りをベースに改善していきたい。」3番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「いい金曜日だった。これまでで一番良い初日だったかもしれない。すぐにクルマに慣れることができたし、すぐペースに乗れた。FP1の方が少し良かったけれど、セッションの間にいくつか変更を試した。そのうちいくつかは改善に役立ち、いくつかは逆に少し悪くなった。今夜データを分析して、FP3前にどれを維持するか決めたい。明日が楽しみだ。低燃料でも高燃料でもペースは悪くないと思う。路面が良くなっていくにつれて、僕自身もマシンも一緒に進化する必要がある。全力を尽くして、この調子を維持したい。」4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「FP1を欠席した後だったので、FP2でリズムを取り戻せて良かった。1周のペースでは少し遅れているかもしれないが、今夜何か見つけ出せるように頑張る。ポール争いに加わるためにできることをすべてやる。」5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「アントニオは今朝よくやってくれた。彼の走りから学べることが多かった。FP2では1周のペースがあまり良くなかったが、ロングランのペースは安定していた。まだ引き出せるパフォーマンスがある。明日に向けてもっと強い位置に立てるよう努力する。」6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「普段はグランドスタンドから見る機会なんてないけど、今日はフレデリックが僕の代わりに走ったので観客として観戦できた。すごく楽しかったし、フレデリックはよくやってくれた。FP2に戻ってからは、競争がすごく接近しているのを感じた。1周が短いから差が小さい。1周のペースは悪くなかったし、最近は予選の重要性が増している。明日は上位8台が僅差の戦いになりそうだ。」7番手:角田裕毅(レッドブル)「この金曜日にはかなり満足しています。FP1とFP2を通してこれほど一貫した感触があったのは久しぶりなので、全体的にとてもいい一日でした。もちろん、ロングランとショートランの両方で改善できる部分はありますが、土曜日に向けていい位置につけていると思いますし、これまでの金曜日よりも良い状態にいると感じています。明日はさらにパフォーマンスを引き出すために最適化すべき点をいくつか見直しますが、全体としてバランスは悪くありませんでした。ただ、いくつかの面では苦戦しましたが、このサーキットでは想定の範囲内です。その間のバランスをうまく取ることができれば、予選と日曜日に向けてマシンの強みを確実に伸ばせると思います。」8番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「FP1からいくつか変更を加えた結果、FP2ではクルマの感触が良くなった。まだ金曜日の段階なので本当の勢力図はわからないが、今夜改善を進めて明日に備えたい。」9番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「FP1を走っていなかったことを考えれば、クルマの感触には満足している。セットアップをもう少し詰める必要はあるが、全体的にはポジティブなセッションだった。明日はQ3進出を目指すが、そのためには完璧な予選が必要だ。今夜パフォーマンスを見直して、さらに改善していきたい。」10番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「メキシコに戻ってこられるのはいつも楽しい。ファンのエネルギーは最高だし、このサーキットも大好きだ。FP2ではクルマの感触が良かった。すぐにリズムに乗れたし、いくつか修正すべき点はあるけれど、明日が楽しみだ。」
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