マクラーレンがF1第11戦ハンガリーGPで今季初優勝を飾ったことについて、メルセデスF1はアップデートの効果を認めつつも、「それだけでは説明できない」と分析した。マクラーレンはブダペストで大規模なアップデートを投入。ランド・ノリスがポールポジションを獲得すると、そのまま決勝も制して今季初優勝を挙げた。これは2026年シーズンにおけるメルセデス勢以外では3勝目となる。
アップデートだけでは説明できないメルセデスF1の副テクニカルディレクターを務めるシモーネ・レスタは、『Nu Silver Arrows Radio Show』で、マクラーレンの進歩にはアップデートが大きく貢献したと認めながらも、それだけが要因ではないとの見方を示した。「アップデートパッケージは間違いなく重要なものだったし、彼らのパフォーマンス向上に貢献したはずだ」「ただ、2台のタイム差を見ると、アップデートだけでは説明できない部分が明らかにある」レスタは、今季のマクラーレンはドライバーごとにパフォーマンスの波が見られることにも言及し、今回のハンガリーGPではノリスが特に高いレベルの走りを見せたと分析した。「今年のマクラーレンは非常に高い競争力を発揮してきたが、2人のドライバーのパフォーマンスバランスはレースごとに変化している」「ランドが今季何度も素晴らしい走りを見せてきたことも分かっている」「ブダペストは、彼がマシンやセットアップ、そしてタイヤマネジメントと特にうまく噛み合った週末だったのかもしれない」「おそらくアップデートとドライバーのパフォーマンス、その両方が組み合わさった結果だったのだと思う」メルセデスはドライバーラインアップにも自信ここ数戦でメルセデスの優位性はやや縮まりつつあるものの、チームは依然としてドライバーズ、コンストラクターズの両ランキングで首位を維持している。レスタは、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリという強力なドライバーラインアップが、タイトル争いにおける大きな武器になっていると強調した。「私たちも非常に強力なドライバーラインアップに恵まれている。ジョージもキミも驚くほど速く、2人とも今季ポールポジションを獲得し、優勝も果たしている」「それぞれ異なる週末、異なる状況でチームに素晴らしいパフォーマンスをもたらしてくれた。それは私たちにとって非常に大きな強みだ」「2人が互いに競い合うことでチーム全体のレベルも引き上げられ、最終的にはより良い結果につながっている」マクラーレンのアップデートによって勢力図に変化の兆しが見え始めた一方で、メルセデスは依然としてチャンピオンシップの主導権を握っている。残るシーズンでは、両チームの開発競争とドライバーのパフォーマンスがタイトル争いの行方を左右する重要な要素となりそうだ。