メルセデスGPは、F1トルコGPでミハエル・シューマッハが4位、ニコ・ロズベルグが5位だった。ミハエル・シューマッハ (4位)「スタート直後にジェンソンを捕らえたのは、当初のプランどおりだったが、フォーメーションラップのペースが遅くてタイヤに熱が入っていなかった。また、マクラーレンはトップスピードが高く、ジェンソンを抑え切るのは難しかった。序盤は、コースにとどまっているだけでもかなり大変な状況だった」
「ジェンソンに逆転されてからは、グリッドと同じポジションで走行していた。セバスチャンがリタイアしたので、ひとつポジションが上がった。だが、今日のレースにはそれ以上の可能性がなかった。今日は上位陣が激しいバトルを演じたので、ファンにとって素晴らしいショーになったと思う。いずれにしても、我々はまた一歩、レッドブルに近づき、フェラーリに差をつけることができた。これに関しては、ポジティブに捕らえている。非常に嬉しい」ニコ・ロズベルグ (5位)「ほとんどなにもないレースだったが、5位というリザルトには相応に満足している。レース中、自分の方がミハエルより速いことが多かったが、オーバーテイクはできなかった。特に後ろからロバート(クビカ)が盛んにプレッシャーをかけてくるので、前に出るよりもポジションを守ることに注意を払わざるを得なかった。今回のレースで面白かったのは、ピットストップを挟んだインラップとアウトラップだ。両ラップともにハイペースで走行できたうえ、ピットクルーがいい仕事をしてくれたので、直後にいたライバルに先行されずに済んだ。全体的なペースをもう少し改善する必要はあるが、今週末の結果には概ね満足している」ロス・ブラウン「今日は2名のドライバーともに、マシンのポテンシャルを引き出す堅実なパフォーマンスを見せてくれた。序盤は上位陣に挑むことができなかったので、敢えて大人しく振る舞い、レース後半に向けてタイヤを温存する戦略を採った。ミハエル、ニコ、そしてスタッフの面々は非常に素晴らしい仕事をしてくれた。おかげで、またしても印象的なピットストップを行うことができた。全員に祝福と感謝の言葉を贈りたい。ファクトリーのスタッフもハードワークを続けてくれている。最新のアップグレードでも相応の進化を果たすことができた。とはいうものの、まだやるべき仕事が数多く残っているのも事実だ」ノルベルト・ハウグ「ミハエルとニコによる4、5位フィニッシュは、おそらくは今日の我々に手が届く最良のリザルトだろう。我々が望むペースで走行できたのは、最後の1/3だけだった。いっそうの進化が必要なことは十分に認識している。もちろん、自分たちならやり遂げられるという確信もある。マクラーレン・メルセデスとルイス・ハミルトンには、祝福の意を表したい。1997年メルボルンでマクラーレン・メルセデスとして、デイビッド・クルサードが初勝利を上げているが、それから数えて71勝目に当たる。メルセデスパワーのマシンがトップ5のうち4台を占めた。エンジン開発に携わるスタッフのハードワークの賜物だ。彼らにはねぎらいの言葉を贈ろう」関連:F1トルコGP:優勝はルイス・ハミルトン!可夢偉が今季初ポイント!