メルセデスF1は、イモラで導入アップグレードによって、現在のF1マシンのどの部分に問題があり、運転するのが「不快極まる」ものであるのかについて、重要な答えを導き出すことができると語る。メルセデスF1は、プラクティスや予選では苦戦を強いられたが、決勝ではペースが上がるという、マイアミGPで再び難しい週末を過ごした。
しかし、メルセデスF1は、W14が見せたジェットコースターのようなフォームが、何が間違っていたのかを正確に理解することができないままであることを認めている。次戦エミリア・ロマーニャGPに向けて、メルセデスF1はサイドポッド、フロア、フロントサスペンションを変更するメジャーアップデートを導入する。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、この新パッケージがフォームを一歩前進させることを期待しているが、それ以上に重要なのは、この変更が現在のマシンの欠点について何らかの答えを出すのに役立つことだと考えている。したがって、ヴォルフは、イモラから運命が劇的に変わることを期待しているわけではないが、得られる知識は長期的に重要なものになると考えている。「新しいサスペンションパーツやボディワーク、その他諸々からなるアップデートパッケージを持ち込むのだから、自分たちの期待を管理する必要がある」とヴォルフは語る。「しかし、私は15年間F1に携わってきて、突然0.5秒のパフォーマンスを引き出すような特効薬が登場するのを見たことがない。だから、ここでそれが起こるとはとても思えない」 「しかし、私が楽しみにしているのは、ある変数をテーブルから取り除くことである。それは、我々がクルマの中で理解していない何かを導入できたと考えているからだ」「安定したプラットフォームにさらに進むことができることを望んでいる。その後、ベースラインがどこにあるのか、そこから何ができるのかを確認する必要がある」メルセデスF1がテーブルから取り除いてほしい変数は何かと尋ねられたヴォルフは 「我々はダウンフォースを追い求め、メカニカルなプラットフォームで可能な限り最高の仕事をしようとしている」と語った。「新しいボディワーク、新しいフロア、新しいフロントサスペンションを導入している。かなり大規模な手術だ。大手術だ。良いラップタイムが出るような、バーチャルな世界での学習が多くなりそうだ」各チームが2024年型マシンの主要コンポーネントにコミットし始めなければならない時期にすでに迫っている中、ヴォルフはイモラで起こることから学ぶことが重要だと述べた。「だからこそ、我々がもたらすアップグレードは、方向性を定めるのに役立ち、このクルマが運転するのに不快極まりない理由に関して役割を果たしている考えられるさまざまな領域を理解するのに役立つだろう」
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