トト・ヴォルフは、10年間もメルセデスF1のチーム代表を務めることになるとは思っていなかったとThe Timesのインタビューで語り、実際には2013年にメルセデスF1に加入した当初は3シーズン以上在籍するつもりはなかったと明かした。トト・ヴォルフは、2009年にウィリアムズF1チームの一部を買収し、3年後にエグゼクティブディレクターに就任した。そして、2013年、メルセデスF1への移籍を決意し、新チームで同じ役割を担うことになった。
「3年契約にサインするのは明らかだった」とトト・ヴォルフは当時を振り返る。「私はチーム代表であり、(当時)30パーセントの株主であり、プロジェクトが終了したら、メルセデスに株を売り戻すことで合意されていた」しかし、ハイブリッド時代が始まった2014年からメルセデスF1は発展し、F1を支配することができた。「3年後、みんなが成功を楽しんでいたので、もう3年後に転がり込んだ。しかし、それはまだプロジェクトだった」2020年、トト・ヴォルフはついにそれまでの数年間の決断が正しかったこと、そして、それゆえにこの役割が自分に合っていたのだという結論に至った。「私は、これが自分の好きなことだという結論に達した。スポーツ面も好きだし、ビジネス面も好きだ」