メルセデスF1代表 「予選上限がなくてもW13の問題は解決できなかった」

ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは、シーズン序盤を通してポーパシングの問題に悩まされていたが、チームが問題の修正に取り組むにつれ、W13のより深い問題が明らかになった。メルセデスF1は、シーズン終了までにW13の問題を解決し、ジョージ・ラッセルがF1ブラジルGPで優勝したことで、未勝利でシーズンを終えることは回避できたが、2023年F1マシンとなるW14では大きな変更を計画していることを明らかにしている。F1チームは、2022年の1億4,000万ドルの予算上限の下で新車を開発するという追加の課題に直面し、開発のためにどの分野に焦点を当てるかについてより検討することを余儀なくされた。しかし、トト・ヴォルフは、予算上限がなくてもシーズン中にW13の問題を解決する上で「違いはなかった」と述べ、それは単に徐々にしかできない解決することができなかったプロセスだと考えている。「我々に能力が不足しているわけではないし、ツールや時間が不足しているわけでもない」とトト・ヴォルフはF1のポッドキャストBeyond the Gridで語った。「問題の根底にたどり着くためにはレイヤーごとに剥がす必要があった。だから、何も変わらなかっただろう」メルセデスF1は、導入したシーズン最初のメジャーアップデートを導入したF1スペインGPでルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルの両方が有望なペースを示したことで、当初はポーパシングの問題を解決したと考えていた。しかし、ポーパシングの問題はすぐに再発し、アブダビでのシーズンフィナーレでも少量はあるものの存在していた。トト・ヴォルフは、メルセデスがW13マシンのバウンシングの問題をすべて解決することはできなかったが、チームは「来年はもっと簡単になるだろう」と考えていると説明した。「正しい方向に向けるために、マシンのアーキテクチャとレイアウトの一部を変更している」とトト・ヴォルフは語った。「しかし、これらの新しいレギュレーションの場合と同様に、1つの問題が明らかになり、その下に別の問題があることに気付くことがある」「我々は謙虚でいなければならず、チャンピオンシップに戻って最初から勝つ権利があると感じてはいけない。本当に楽しみにしている」