メルセデスF1は、物議を醸したセーフティカーのリスタートでマックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンを獲得したF1アブダビGPの結果に異議申し立てを行った。ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のクラッシュでレース終了間際にセーフティカーが配備され、2021年の最終戦は劇的な結末を迎えた。
ルイス・ハミルトンは、2番手のマックス・フェルスタッペンとの差が12秒しかなく、トラックポジションを重視して古いハードタイヤでステイアウトを選択したが、失うもののないレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンをピット入れてソフトタイヤを履かせるというギャンブルに出た。F1レースディレクターであるマイケル・マシは、残り周回数少ないことで、5人の周回遅れのドライバーをアンラップすることは許可しないことを決定したが、その後、タイトルを決定するラストラップ前にその決定を覆した。それはマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンのすぐ後ろからリスタートできることを意味した。新品ソフトのアドバンテージがあるフェルスラッペンはターン5でルイス・ハミルトンからリードを奪って突き放し、勝利と初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。しかし、メルセデスF1は、第48.12条の違反を理由に、ラップされたすべてのドライバーが自分自身をラップ解除することを許可されなかったため、セーフティカーのプロトコルに従わなかったという理由で結果に抗議した。 また、メルセデスF1は、リスタートのセーフティカーライン前にマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを追い越したとして2つ目の抗議を提出した。