メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、フェラーリF1が、F1モナコGPでバルテリ・ボッタスがリタイアする原因となったマシンから外れなくなったホイールを取り外すのを手伝おうとしてくれたことを明かした。F1モナコGPでは、バルテリ・ボッタスのホイールをメルセデスのメカニックが外せないという奇妙な光景が見られた。ボッタスがリタイアしたことで、コンストラクターズ選手権でメルセデスは首位の座をレッドブルに明け渡すことになった。
「ナットがホイールナットを完全に丸めてしまった」とトト・ヴォルフは motorsport-magazin.com に語った。「あのようなものは見たことがない。何も残っていなかった。バルテリは、金属の削りくずが飛び上がるのが見えたと我々に伝えた」「タイヤはまだマシンに着いたままだ」とトト・ヴォルフは付け加え、レース後のスレッジハンマーのような「フェラーリが重機で手伝ってくれた」と語った。しかし、メルセデスF1はバルテリ・ボッタスのマシンからタイヤを取り外すことができず、ファクトリーに戻ってから改めて作業することを明らかにした。「いくつかのシステムの設計エラーによる故障であるかどうかを確認する必要がある」とトト・ヴォルフは述べた。「メカニックとはとは何の関係もない。実際、彼はピットストップのスピードに関してチームで一番であり、最も適したメカニックだ」トト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタがピットエリアでマシンをわずかに歪めた位置に停めたことも一因となった可能性があることを認めた。「通常、メカニックはそこまで正確である必要はないが、角度が悪かった」とトト・ヴォルフは語った。バルテリ・ボッタスは、「それは信じられないほど残念であり、二度と起こってはならない状況だ。それは大きなミスだ」と結論付けた。
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