メルセデスF1は、F1スペインGPでルイス・ハミルトンに2回目のピットストップを行わなくてもマックス・フェルスタッペンを抜いていただろうと主張する。F1スペインGPでマックス・フェルスタッペンは24周目にピットイン。ルイス・ハミルトンはそこから4周ステイアウトしていた。つまり、レース終盤にむけてタイヤはフェルスタッペンよりもフレッシュだった。
ルイス・ハミルトンは、7周後にはマックス・フェルスタッペンに追いついていたが、抜くことができなかった。そこで、メルセデスF1は2ストップ戦略に切り替えて残り7周でフェルスタッペンを悠々と追い抜いた。メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、オーバーテイクのために2回目のピットストップは必ずしも必要ではなかったと語る。「彼(ルイス)はレース後に実際に我々に『ほぼそうしようと思っていたし、僕に好きなようにやらせるべきだったかもしれない。コース上で抜いていたはずだ』と言っていた。それはかなり可能だったように見えた」とアンドリュー・ショブリンは語った。「ルイスのマシンに装着されていた新しいタイヤで、マックスはレース終盤に向かってかなりの劣化が始まっていたので、おそらくどこかの時点で起こっていたと思う」しかし、アンドリュー・ショブリンは、ルイス・ハミルトンが1ストップ戦略で追い越しをした場合、マックス・フェルスタッペンは新しいタイヤに交換してルイス・ハミルトンを追い詰めることができたはずだと強調した。「もし我々がそうしていたら、ほとんどでレースリーダーであるという不利な点があり、マックスは我々が彼にしたことをルイスにしていたかもしれない」とアンソリュー・ショブリンは言った。「ルイスが彼を追い抜いたらすぐに彼は2ストップに切り替えていたかもしれない。そして、いずれにしろ、それはどこかの時点で追加のストップのトリガーを引いていたかもしれない」「だから、ある意味では、コース上で追い越しをしなかった方が実際には良かった。ルイスにとって、彼は2番手にいたし、最悪のシナリオは追加ストップで2位でフィニッシュすることだった」「我々にとってはギャンブルの価値があったが、レースリーダーとしてのマックスが追加のストップのためにその動きをする可能性はほとんどなかった」
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