メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、同チームを離れたスタッフの多くがレッドブルの新しいエンジン部門で仕事を開始できるようになるまで“長い時間”がかかると語る。レッドブルF1は、新たに設立したF1エンジン部門であるレッドブル・パワートレインズの採用活動を進めており、メルセデスF1から少なくとも15人のスタッフを引き抜いたとされている。
一部報道では、メルセデスのF1スタッフがライバルチームですぐに仕事ができないように契約に長期的なガーデニング休暇を盛り込んでいると伝えられていたが、トト・ヴォルフはその事実を認めた。トト・ヴォルフは「彼らの中には、2023年の終わりまでに新会社のレッドブル・パワートレインズに行けない人もいる。とても長い期間だ」と Sky Deutschland に語った。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスF1から異動してくる約10人は“マネージャー”クラスであるため、メルセデスは引き継ぎに苦労するだろうとバルセロナで語っていた。しかし、トト・ヴォルフは「大多数はパフォーマンスの人々ではなく、プロダクションの人々だ」と影響を懸念していない。また、レッドブルと“戦場”に備えて新しいF1エンジンも計画していることを示唆した。「レッドブルがこれを真剣に受け止めていることは分かっていたが、我々もそうだ」とトト・ヴォルフは語った。「我々がどのようなことを考えられるか見てみよう」
全文を読む