ロス・ブラウンは、ジェンソン・バトンがメルセデスGPからミハエル・シューマッハのためにシートを空けることを強制されたとの報道を否定したが、2人のドライバーとの交渉が“オーバーラップ”していたことを認めた。ワールドチャンピオンを獲得し、ブラウンGPのコンストラクターズタイトルに貢献したジェンソン・バトンだが、2010年はマクラーレンへ移籍し、ルイス・ハミルトンとオール・ブリティッシュ体制で戦うことに決めた。
だが、バトンが去ってまもなくして、シューマッハのメルセデス加入の噂が始まった。そしてメルセデスGPは23日、2010年にミハエル・シューマッハをニコ・ロズベルグのチームメイトとして起用することを発表した。ロス・ブラウンは、彼らがミハエル・シューマッハと契約するために、ジェンソン・バトンを追い払いたかったとの報道を否定した。「そんなことは考えていない。我々はジェンソンとの解決策を見つけようと努力したが、うまくいかなかった。ジェンソンは最終的に残留しないことを自分で決めた。我々は彼を確保するために非常に努力したが、最終的には不可能だった」「正直、重なっていた。私はジェンソンに忠義があったが、それが難しそうだとわかりはじめたとき、ミハエルとの交渉をスタートした。状況はそこから発展した」ロス・ブラウンは、シューマッハが3年間F1から離れていたにも関わらず、彼がまだ勝利する能力に自信を持っていると語る。「私はミハエルにその質問をしたし、彼は彼ができることを最も判断できる人間だ。私は彼を非常に信頼しているし、彼はそれができると私に語った」「彼は常に彼自身の最高の批評家だったし、自分の能力をわかっている男だ。私はとても気楽に感じているし、自信がある。そしてミハエルを信頼している。それを置き忘れることはないだろう」関連:メルセデスGP、ミハエル・シューマッハの起用を正式発表 - 2009年12月23日
全文を読む