メルセデスは、F1チームと同様にフォーミュラEの2019-20シーズンの残りのレースで反人種差別運動をサポートするためにマシンカラーリングをオールブラックに変更する。メルセデスは、これまでF1とフォーミュラEで伝統のシルバーのカラーリングを採用していたが、F1チームは反人種差別のメッセージを込めて2020年シーズン開始時からW11のカラーリングに変更している。
フォーミュラEのファクトリーチームもメルセデスF1に倣って、ストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースが運転するSilver Arrow 01をオールブラックに変更し、ヘイローには“End Racism”のスローガンを掲載する。「我々は常に人種差別やあらゆる形態の差別に反対して明確に話をしてきた。それらは、我々のチーム、我々のスポーツ、我々の社会のどこにも存在しない」とメルセデス。フォーミュラEチームの責任者を務めるイアン・ジェームズは語った。「しかし、世界中の最近の出来事は、人種差別と差別に反対するために我々のプラットフォームを使用してより多くのことをする必要があることを示している。メルセデス・ベンツのモータースポーツファミリーの一員として、我々は変化のための明確なシグナルを送ることにした 」メルセデス・カーズのマーケティング担当バイスプレジデントを務めるベティーナ・フェッツァーはさらに次のように述べた。「我々はフォーミュラEでも人種差別や差別に反対し、社会の多様性と寛容性を高めるためにグローバルプラットフォームで我々の声を活用していきたいと思っている」「我々のエレクトリックシルバーアローズの独特の外観を変更するという決定は、お互いの開放性と尊重を支持するという我々のスタンスを強調している」「我々のレーシングカーのブラックベースのカラーリングは、我々の価値観と相互尊重の継続的かつ長期的な強化の必要性を我々全員に思い出させるものだ」メルセデスF1チームも、従業員の多様性の欠如に対処するために新たな多様性と一体性を発表している。「レースは民族の多様性とジェンダーの平等が伝統的にあまり普及していない業界だ」とイアン・ジェームズは付け加えた。「我々の労働力のすべての領域の不均衡を補うにはまだ長い道のりがある。しかし、我々は新進チームの初日からすべての人に平等な機会を提供し、あらゆる形態の差別に反対する運動をしてきた」「我々は、パートナーと一緒に、祖先や性別を問わず、将来、若い才能がフォーミュラEに参加する機会を与えるために、彼らを促進し、訓練することを義務と見なしている」
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