メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、FIAからの技術指令の影響によるフェラーリのF1エンジンのパフォーマンスが精査されるなか、内部で検証しているフェラーリの直線速度のデータは“まったく異なっていた”語る。フェラーリは、夏休み後に大きな飛躍を遂げ、ライバルのメルセデスとレッドブル・ホンダに対してストレートで大きな優位性を誇っており、ここ数週間でフェラーリのF1エンジンの合法性についての憶測が広まっていた。
レッドブル・ホンダは、おそらくフェラーリが採用していると考える燃料流量システムの合法性を明確化するために、いくつかソリューションをFIA(国際自動車連盟)に提出。FIAの技術部門はそれを精査し、F1アメリカGPに先立ってレッドブルの提起したコンセプトは違法であるとの技術指令を発行した。これまで6戦連続でポールポジションを獲得してフェラーリだが、F1アメリカGPではバルテリ・ボッタスにそれをストップされ、決勝ではシャルル・ルクレールが、ウィナーのボッタスから50秒以上遅れてフィニッシュ。フェラーリはメルセデスとレッドブル・ホンダのペースに匹敵することができなかったレース後、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、フェラーリの突然の失速は“奇妙なことではない”としてフェラーリが不正行為をしていたことを示唆。シャルル・ルクレールとフェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットの怒りを買った。オースティンでフェラーリのパフォーマンスについて質問されたトト・ヴォルフは、チーム内部のデータからフェラーリ SF90の直線パフォーマンスに大きな変化を示していることが明らかになったと述べた。「ちょうどレースのデータについて議論したところだ。スピードトレースは最近の数戦とはまったく異なって見える」とトト・ヴォルフはコメント。「技術指令にせよ、別の問題にせよ、フェラーリが何をしたかを調べることはできないので正直なところはわからないだね」技術指令が発行される前に違反していることが判明した場合にメルセデスならどうするか、それは“グレーエリア”だったかもしれないかと質問されたトト・ヴォルフは次のように答えた。「誰かが技術指令を明確化したのであれば、それはフェアプレイだと思う」とトト・ヴォルフはコメント。「技術指令によって策定された方法は厳しい規則違反だったため、グリーエリアについて話すことさえなかった」フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのセクター1と最終セクターの要件を考慮し、コーナーリングを重視するために直掩パフォーマンスの一部を犠牲にしたと語っている。
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