メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが望めば、メルセデスのフォーミュラEマシンを試させるつもりだと語る。しかし、トト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがメルセデスのフォーミュラEチームから同カテゴリーに参戦する予定ははないと強調した。ルイス・ハミルトンは、2019年のF1オーストラリアGPに先立ちメルボルンの電気自動車でEQCを運転し、ソーシャルメディアチャンネルで電気自動車を運転した経験についてポジティブに語っている。
フォーミュラEのルールでは、メルセデスなどのメーカーは、毎年パワートレインに取り組む15日間のプライベートテストに加えて、すべてのチームが3日間のプロモーションデーが許可されている。「我々はメルセデスの電気自動車を一緒に運転しました」とトト・ヴォルフはコメント。「ホテルからオーストラリアのメルセデスストアまで車を運転したが、我々はその車がどれだけいい走りをしたかに本当に驚いた」「もし彼が、フォーミュラEカーを運転したいのあれば、絶対に走ってもらう。そして、キャリアのある段階で彼はそれを試すだろうと確信している」「だが、彼がフォーミュラEでメルセデスのレーサーとしてドライブすると言っているわけではない! 彼は現在の仕事で手いっぱいだ」現在、メルセデスはフォーミュラEでのデビューシーズンに向けて準備を進めており、ストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースがドライバーを務める。メルセデスは、EQブランドを宣伝するためにフォーミュラEに参戦。Gen2マシンからマシンの乗り換えが必要なくなったことをその背景にある重要な理由のひとつとしてい上げている。トト・ヴォルフは、フォーミュラEでの初シーズンでメルセデスがフロントランナーになることは期待していないと述べ、メルセデスのF1チーム代表として役割があるので、フォーミュラEに関わる時間は“10%くらい”だと語る。「メルセデスモータースポーツの責任者として、ダイムラーグループ内のすべてのワークスモータースポーツに対する最終的な責任を負う状況がある」とトト・ヴォルフは説明。「しかし、その場合、F1チームのチームプリンシパル兼最高経営責任者であるため、フォーミュラEEプロジェクトをエグゼクティブな役割で積極的にリードするのに十分なキャパシティはない」「そのため、我々は以前にダイムラーで働いていたイアン・ジェームスをフォーミュラEチームに専念するリーダーシップを採用することを決定した」「だから、彼がフォーミュラEチームのチームプリンシパルだ。彼は別の構造で私に報告する。フルタイムでそれをする必要がある」「私は主要な戦略的決定に関与しているが、おそらく私の時間を費やすのは10%をくらいだと言える」
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